『ファイナルファンタジーXV』ルミナス・スタジオのアニメーション&AIシステムに迫る

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スクウェア・エニックスが開発中のPS4/XboxOne『ファイナルファンタジーXV』。本作の開発は、スクウェア・エニックス独自のゲームエンジン「ルミナス・スタジオ」で行われていますが、その「ルミナス・スタジオ」のアニメーション&AIシステム、ならびにその相互連携について語られるコラムが、ファミ通最新号に掲載されています。

  • ルミナス・スタジオのアニメーションシステムでは、キャラクターを取り囲む環境情報をリアルタイムに取得し、それに反応する動きを組み込むことができる。例えば、「壁が近くにあれば手をつく」、「障害物の草木を手でかき分けながら進む」、「急斜面では転ばないように手をつく」といった動きは、アニメーション担当がプログラマーの手を煩わせることなくAnimGraph Editorというツール上で開発することができる。
  • 剣を振ると壁に触れてしまうほどの狭所で戦う場合、現実では「剣先が壁に当たらない軌道で横斬り」「壁に当たらないように縦斬り」といった行動が自然だが、ルミナス・スタジオにおいてはキャラクターにどちらの行動でも取らせることができる。「~横斬り」の場合は、前述のAnimGraph Editorで制作する“動き=アニメーション”システム側で対応でき、一方の「~縦斬り」は、“横ではなく縦斬り”という意思決定を行っていることからAIシステムで制御する。AIについては、ルミナス・スタジオのビジュアルAI設計ツール AI Graph Editiorを用いて開発する。
  • 以上の通り、ルミナス・スタジオには、周囲の環境と整合性が取れるようにキャラクターの動きを制御する「アニメーションシステム」と、思考を司る「AIシステム」があり、ふたつのシステムは相互連携することができる。
  • ちなみに、『FF15』の制作現場では、アニメーターがアニメーション側を制作し、これを受け取ったAI設計者がアニメーションを活かす思考(AI)を開発するという流れになっている。
  • AIシステムは、敵対する勢力を攻撃するのに有効なフォーメーションを適宜変更するなど、複数人のキャラクターをチームとして行動させることも可能。また、チーム内におけるリーダーAIを設定し、リーダーが状況に応じた意思決定を行った際に、指揮下にあるメンバーがこの決定に従うといった指揮系統を設計することもできる。
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