『Silent Hills』はエピソード形式で順次配信?TVシリーズのような構成になるのでそれほど待たせないと小島監督。「特殊なことをする」「新しい試み」といった発言も

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TGS2014コナミブースのステージにて『P.T.(Silent Hills)』のコンセプトムービーが初公開されました。

この映像は、社内用プレゼンのために作られた映像。Fox Engineはあったものの、プログラマーは全員が『MGSV TPP』にかかりっきりだったため、CGデザイナー3人とシナリオライター1人の4人だけで作られたCG映像だそうです。劇中にチコが登場していますが、モデリングをできる人がいなかったので「チコを貸そう」(小島監督談)ということになったとのこと。以下、コンセプト映像ならびに『P.T.』について語られた内容です。

  • ムービーは要素が詰まりすぎていて怖がるタイミングがなく、これではダメだと思った。なので、『P.T.』では限られたスケジュールと限られた人数で、どれだけ“溜め”のあるゲームを作ることができるかに挑んだ。
  • CG映像完成後、小島監督から突如『P.T.』を作るように言われた。
  • 『P.T』はデザイナーを中心に作ったことに加えて、廊下一本にしたことでグラフィック的にとてもリッチになり、現実に近く入り込みやすいものになった。
  • 歩く、ズームしかできないことが恐怖に繋がる。
  • フラグ立てのセオリーが分からない人たちが作ったことが、ゲーマーたちを困惑させ恐怖に繋がった。思うようにいかないことは怖い。ゲームのセオリーを無視して作った。攻略法がなかなか確立されたなかったのもこれが理由。
  • ゲーマーにとっては逆に難しいゲーム。
  • 「怖いけど見てしまう」というのが良い。目を覆い隠されると負けだという思いで作った。
  • 当初はもっとランダム要素が多く難しかった。

さらに、本編『Silent Hills』についても色々と突っ込んだ話が語られました。

  • 見た目は美しく究極の恐怖が楽しめる。
  • 最初からエンディングなみの恐怖。
  • 悲しみ、美しさを表現したい。
  • 怖いと美しいが並列。
  • 最後はプレイヤーを勇気づけるような作品にしたい。
  • 『P.T.』よりも更なる恐怖を演出するために特殊なことをしており、前半は「サイレントヒルじゃいないのでは?」と感じるかもしれないが、最終的には『サイレントヒル』になる。
  • 1話、2話、1st Season、2nd SeasonといったようにTVシリーズみたいな構成。その都度ユーザーの意見を少しは入れながら。視聴率を意識するような感じ。そういう出し方をするので、そんなにはかからない。
  • 操作を複雑にしたくない。シェアでみんなが応援できるようにしたいし、見るだけでも楽しめて怖いものにしたいので、従来のゲームデザインとは若干違うものになる。新しい試み。
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