テイルズ馬場プロデューサー『ゼスティリア』問題について釈明

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『テイルズ オブ』20周年を記念する大作としてリリースされた『テイルズ オブ ゼスティリア』ですが、ユーザーからアリーシャのヒロイン詐欺をはじめとする様々な問題点が指摘され大炎上へと発展しました。そんな本作のプロデューサーを務め、表舞台に立ってプロモーション活動に勤しんできた馬場英雄氏が、ファミ通のインタビューに答えるという形で釈明を行っています。

  • 企画当初から物語を構成していくシナリオフローとして、パーティーキャラクターの離脱や入れ替えを伴う特殊なストーリーを構築することを志向していた。その展開と仕掛けに関しては、実際にゲームをプレイして知ってほしい、驚いてほしいという思いがあったため、発売前の情報の出し方に苦慮しつつ慎重に展開してきた。しかし、本作のストーリー構成と展開の特殊性ゆえに誤解を招いてしまった面がある。
  • メディアに出す資料の中で、アリーシャについて”ヒロイン”と記載したことは一切ない。しかし、一部メディアが資料とは異なる表現をした。
  • 『テイルズ オブ アスタリア』においてアリーシャをヒロインと表記した件:開発組織としては『ゼスティリア』チームとは別のところであり、ここで事実と異なる表記が行われてしまった。『ゼスティリア』チームにとっても胸が裂けるような思いがした。
  • アリーシャはストーリーにおいて、スレイを外の世界へと誘う役割と、思い通りにならない社会の現実をスレイが知るキッカケとなる役割という2つの重要な役割を帯びていた。ただし、これらに関する細かな心理描写をあえて前面に出さなかった。
  • またアリーシャは、スレイとアリーシャの従士契約(導師の霊応力を分け与える契約)と、その反動(スレイの目の異変)を通して、導師スレイの最後の選択、すなわち本作のエンディングを暗示する役割も負っていた。
  • これら複数の役割とストーリーを構成する仕掛けを託して作り上げたキャラクターがアリーシャだったため、必然的にパーティーを離脱する展開になった。
  • ロゼは、スレイたちの心理的・内面的なカウンターを担うキャラクターとして、アリーシャや天族たちと対になる形で描いた。アリーシャとの別れを経て立ちはだかる現実の壁を思い知ったスレイたちの前に、これまでとは別のアプローチを提示する役割を担うキャラクターとして登場する。スレイたちはそんなロゼから新しい刺激を受けて再び前に踏み出していく。
  • またロゼは、仕事人として殺人という行為を受け入れる特別な面を持っている。純粋さを保たねばならない一方で、様々な人の思惑とぶつかる導師の使命は、純粋な”善なる者”では果たせないという矛盾をはらんでいる。スレイの純真さだけでは越えられない壁を打ち破るための鍵が、”仕事人として殺す”ことに強い覚悟を持っているロゼの存在。
  • DLC『アフターエピソード』の最後の“To be continued.”という表示は、『ゼスティリア』本編のエンディングへ続くという意味であり、『アフターエピソード』の続きを出す予定は当初からない。“Fin.”にしなかったのは、スレイが不在のまま『ゼスティリア』の物語が終わることを念押しされた気分になりかねず読後感が良くないのではないかと懸念したため。振り返ると小難しくナイーブに考えすぎてしまったのかもしれない。
  • 特定の声優(ロゼを演じた小松未可子さん)に肩入れしてシナリオを改変するようなことは断じてない。もしそのようなことをすればチームそのものが崩壊する。

関連リンク
 ・ファミ通.com

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