本日9月15日、発売5周年を迎えたインディーRPG『UNDERTALE』の公式サイトがリニューアルされ、作者トビー・フォックス氏の新作であり『UNDERTALE』シリーズの2作目にあたるRPG『DELTARUNE』の開発進捗が明らかとなりました。
『DELTARUNE』開発進捗やトビー氏の現状について
- 『UNDERTALE』と比較して主に次の理由から開発難易度が高い。
- グラフィックスが前回と比べて何倍も複雑。
- システムも前回より複雑。
- トビー氏のクリエイター/アーティストとして弱いところがネックになりがち
- 前回よりキャラクター数も重要な場所の数も増えたため、プロットを組み立てるのが前回よりずっと難しい。
- 1回の通しプレイに含まれるコンテンツが大幅増(特にカットシーン)。
- トビー氏がこれまでに完成させたゲームは『UNDERTALE』1作のみ。
- 『DELTARUNE』は、普通なら複数のデザイナーが各要素を分担して作るような規模のゲームだが、それらの役割をトビー氏が全てひとりでやっている状態。
- 数ヶ月前にゲームデザインの大きな節目を迎えた。各チャプターのあらすじをまとめたものが完成し、ほぼ全てのカットシーンのダイアログの第一稿とBGMのサンプルが完成。
- ゲーム全体の流れは出来上がり、重要なイベントとそこで発生する戦闘は全貌が見えている。
- 2019年3月頃、チャプター1の制作に使ったGameMakerに替わる開発エンジンの調査をしたが、結局GameMakerに戻すことが数ヶ月前に決まった。そして2020年5月からチャプター1をベースにチャプター2の制作を開始した。
- そこからは開発は順調で、チャプター2のコンテンツは年内に完成できる見込み。なお、ローカライズやバグテスト、ゲーム機への移植作業はまた別の話。
- 現在チームで開発をしており、3人の常駐メンバーに加えて、時々サポートしてくれるメンバーも何人かいる。彼らの仕事はあらゆるコンテンツの実装と整理、弾幕パターン(パートタイムメンバー)、アートの制作(テミー氏)。ゲームデザインとシステムプログラミングは引き続きトビー氏が担当。
- トビー氏は長年にわたって痛めていた手首のコンディションが5ヶ月程前に悪化。ピアノも弾けない、マウスも使えない、キーボードもほとんど打てず、すべてのPC操作を音声入力でやらざるを得ない状況に。その後、さまざまな対策を講じ、現在はこまめな休憩を挟みながらであればマウスとキーボードを扱えるようになったが、きちんと治すために手術も検討中。
スクリーンショット
生誕5周年コンサートなど、その他コンテンツ
公式サイトでは他にも、明日9月16日午前11時に公開される「UNDERTALE 生誕5周年コンサート」が視聴できるようYouTubeプレイヤーが埋め込まれているほか、「『UNDERTALE』5周年記念 目覚まし時計セリフ集(冬バージョン)」が公開。また、本日より配信が開始された「『UNDERTALE』LINEスタンプ第2弾」も紹介されています。
UNDERTALE
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