海外メディアVGCは、長らく噂されていたベセスダの名作オープンワールドRPG『The Elder Scrolls IV: Oblivion』のリメイク版が、予想よりも早くリリースされる可能性があるとの報道を行いました。現時点では公式発表はなく、あくまで報道やインサイダーの主張に基づいており推測の域を出ませんが、VGCが独自の情報筋で裏付けていることや、過去のリークが後に事実と判明した例もあることから、ある程度の信憑性があると判断し、その詳細をお伝えします。
『TESIV: Oblivion』復活の話題は、2023年に初めて表面化しました。開発者を名乗る人物が、海外フォーラムRedditにリーク情報を投稿したことがきっかけです。さらに同年、裁判関連のリーク文書に『The Elder Scrolls IV: Oblivion』リマスターの名前が記載されていたとされ、ファンの間で話題となりました。そして今回、著名なインサイダーNatetheHate氏が、数週間以内に本作が正式発表されると主張。具体的なリリース時期として、2025年6月までに、あるいはVGCの情報筋によると早ければ4月にも発売されると報じています。VGCも独自の情報源でこの情報を裏付けており、発表が近いことを示唆しています。
本作の開発は、Virtuosが担当しているとされています。Virtuosは2004年に設立され、現在では世界有数のゲーム開発会社の一つです。同社は、大手AAAタイトルの開発支援や、既存作品の新プラットフォームへの移植に特化しています。これまでに『Call of Duty』『Tomb Raider』『Dark Souls』『BioShock』『Battlefield』『Uncharted』『Horizon』といった著名なシリーズに携わっており、現在はコナミの『メタルギアソリッド3』リメイクの開発にも協力中です。VGCは2021年10月にVirtuosが『メタルギアソリッド3』のリメイクに取り組んでいると報道。その後、2023年5月にコナミが『メタルギアソリッドデルタ:スネークイーター』を正式発表し、Virtuosの関与が確認されました。この実績から、『TESIV: Oblivion』リメイクへの期待も高まっています。
MP1STは、Virtuosの元スタッフが誤って公開したという『TESIV: Oblivion』リメイクに関する情報を伝えています。それによると、Unreal Engine 5を採用し、ゲーム全体が「完全に再構築」されおり、グラフィックの強化だけでなく、6つのゲームプレイシステムが改良されています。具体的には以下の通りです。
- スタミナ: 計算方法の変更により、スタミナが尽きた際のノックダウンが発生しにくなっており、プレイヤーのストレスが軽減。
- スニーク: 隠密行動を示すアイコンがハイライト表示され、ダメージ計算方法が作り直された。
- ブロック: 防御システムが改良され、ソウルライクから着想を得た調整が施された。
- アーチェリー: 弓術が第一人称および第三人称視点の両方で現代的かつ遊びやすい操作感に改善されています。
- ヒットリアクション: プレイヤーやNPCがダメージを受けた際の反応が追加され、戦闘の臨場感が向上。
- HUD: 視覚的に魅力的で若いプレイヤーにも理解しやすいデザインに変更。
『The Elder Scrolls IV: Oblivion』は、2006年に初リリースされたRPGの名作で、広大なオープンワールドと自由度の高いゲームプレイで知られています。そのリメイク版がUnreal Engine 5で再構築され、改良されたシステムとともに登場する可能性が高いことが今回の報道で明らかになりました。あくまで噂ではあるものの、複数の情報源による裏付けが関心を集めており、正式発表が間近に迫っているとされる今、続報に注目が集まります。
情報元:VGC