Take-Two InteractiveのCEOであるストラウス・ゼルニック氏は、任天堂の次期ゲーム機Nintendo Switch 2を「全面的にサポートする」意向を明らかにしました。同社は、『ボーダーランズ』、『マフィア』、『GTA』といった人気タイトルをSwitch 2向けにリリースする可能性を示唆しています。
Take-Twoと任天堂の長年の協力関係
ゼルニック氏は、Take-Twoが長年にわたり任天堂と協力関係を築いてきたことを強調しました。過去には、任天堂のプラットフォームが若年層を主なターゲットとしていたため、同社のゲームリリース戦略にも影響を与えていました。しかし、現在のSwitchおよび後継機であるSwitch 2では、幅広い年齢層に対応できるようになったと述べています。
「任天堂のプラットフォームが特に若いユーザーを対象にしていた時期があり、それは私たちの発売計画にも影響していました。それが今ではSwitchと今後発売予定のSwitch 2で、幅広い層に対応できるようになりました」とゼルニック氏は語りました。
Switch 2向けタイトル展開への質問と回答
昨晩行われたTake-Twoの最新決算説明会では、ゼルニック氏がSwitch 2での『ボーダーランズ』、『マフィア』、『GTA』といったパブリッシャー作品の展開について質問を受けました。これに対し、ゼルニック氏は具体的なタイトル名を挙げることは避けましたが、以下の2点を明確に示しました。
- Switch 2の「全面的なサポート」
「お気づきかもしれませんが、『シヴィライゼーション7』がSwitchで発売されました。そうした中で、具体的な計画は未定ですが、Switch 2を全面的にサポートする見込みです」と述べ、同社が次期機種への積極的な対応を計画していることを強調しました。 - 幅広い年齢層への対応
過去の任天堂プラットフォームが「若年層向け」というイメージから脱却し、Switch 2では多様なユーザー層に対応できる点を指摘。これにより、『GTA』や『マフィア』といった全年齢向けではないタイトルのリリース可能性が高まったことを示唆しました。
『GTA 6』のSwitch 2対応は未定
一方、ロックスターゲームズが2025年秋に発売を予定する『GTA 6』のSwitch 2対応については、現時点で公式な発表はありません。ただし、Take-TwoがSwitch 2ユーザーを新たな市場と見なし、既存タイトル(例:『GTA 5』『GTAオンライン』)のさらなる販売拡大を図る可能性も指摘されています。
まとめ
Take-Two Interactiveは、任天堂の次期ゲーム機「Switch 2」を全面的にサポートする方針を改めて表明しました。これにより、同社が手掛ける『ボーダーランズ』『マフィア』『GTA』シリーズのSwitch 2登場への期待が高まっています。今後の正式発表に注目が集まります。
情報元:Eurogamer