『創の軌跡』は『the 3rd』的な外伝作品ではない。重要かつボリュームある本編ストーリー+『3rd』的な要素という構成 ─ 近藤社長がインタビューで語る

スポンサーリンク

日本ファルコムが2020年夏に発売することを発表したシリーズ最新作『創の軌跡』について、近藤社長のインタビューが公開されたのでご紹介します。

『創の軌跡』近藤社長インタビュー

Q.タイトルの由来、『創』の1文字に込められた思いとは

“はじまり”は自分たちにとっての宣言であり、ユーザーにとっても開発スタッフにとっても、今回の内容を表したもの。軌跡シリーズが後半に入っていくことは色々なところを通じてアナウンスしているが、「終わりに向けて始まる」ということを宣言しているタイトル。『閃の軌跡IV』 で、一通り帝国の話が完結して、その時点でシリーズの6割程が語られたのではないかと話したが、本作をきっかけに後半が始まっていくということを表す1文字。“終わりを創っていく”という意味も含めている。

Q. イメージビジュアルの盟主について

三本の線は、3つのストーリーが交錯していく物語であることを表現した光の筋。

盟主をあえてイメージビジュアルの第1報に出したのは、ある意味で覚悟を示すもの。これまで伏せてきた部分、謎だった部分が、いよいよ完結に向けて動いていくということを、ユーザーに対しても宣言していかないといけない。そういう流れで、『創の軌跡』というタイトルを付けるよとスタッフに告げた時、スタッフ側が「これどうですか?」と出してきたのが盟主のイラストで、そこに“終わりの始まり”と書いてあった。偶然にも、考えたことが一致して「これでいこうよ!」と盛り上がった。盟主を出すことで僕らも腹を括って、完結に向けて突き進んでいくということを感じ取ってもらうためにも、今まで最大の謎と共に結社のシンボルだった彼女が登場するというのは、タイトルの大きな礎になるのではないかと考えている。

Q. 《巨イナル黄昏》(『閃の軌跡IV』)後の物語ということだが具体的にはいつ頃?

基本的には、『閃の軌跡IV』のエンディングにおけるオリビエの結婚式後になる。開始時期はもしかしたら3人の主人公ごとに微妙にズレているかもしれないが、進んでいく物語は3人とも同時間。その同時間の物語を切り替えながら進んでいく形式になる。

Q. 前作で宣言した《永劫回帰計画》が動き出す?

物語の核心に迫る部分なので、現段階で大きなことは言えない。結社がその後どう動いていくかのヒントや、『閃の軌跡 』 の物語後の動向などは語られることになる。

Q. 「英雄」「解放者」「隠者」にあたる3人の主人公が誰のことかヒントだけでも

3人のうち何人かはみなさんが知っている人物。1人は「あれ、誰?」ということになると思う。知っている人物と、全く知らない誰だか分からない正体不明の人物を操作してゲームを進めていくという意味では、今までの軌跡シリーズとは変わった感じがして、新鮮にプレイして貰えると思う。

Q. 主人公3人は別々の地域で活動する形に?

ある意味離れた場所から始まるが、状況によってはニアミスするかもしれない。せっかく3人の主人公を切り替えるというスタイルになっているので、それを活かした物語の見せ方やシステムを用意している。

Q. プレイアブルキャラは50人以上とシリーズ最大規模に?

追加されるキャラもいるし、今まで敵としてしか登場してこなかった人物がパーティに加わることもあるし、まったく新規のキャラも数人含まれている。その中には、これから描いてく物語に関係ある人物であったりとか…。その辺はまだ具体的に明かすことは出来ないが、やはりタイトルが『創の軌跡』ですから、それに相応しい人物たちが登場してくる。シリーズをプレイしていると、「あ、繋がるんだ」というところも期待して頂けるのではないかと思う。

Q. 公開された画面にロイド、ノエル、リーシャがいますが、いよいよクロスベル再独立が描かれる?

ずばりクロスベルの独立が、今までよりもずっとずっと詳しく描かれる。時系列の問題もこの辺がヒントにもなりますね。独立を描くので、その辺で今まで3Dにしていなかった地域が登場する可能性もある。

Q. 仮面の男とオッドアイの少女について

見た目が怪しそうな2人。異色というか…。こちらに関しては過去のシリーズを漁ってもヒントはない。仮面と言えば…というのはあるかもしれないが。彼らは物語の中でも大きな中核を担う2人になるはず。

Q. 外伝的作品だった『空の軌跡 the 3rd』に近い位置づけに?

違います。今後の伏線を張り巡らせて、『創の軌跡』の中で3rdのように散りばめていることは確かだが、3rdがあって、ちゃんとした本編がある。『3rd』 の部分はおまけと思ってください。実際は、今後の大事な情報も含まれているので、おまけじゃないですけどね。それに含めてクロスベル周りのことであるとか、今後に向けたかなりボリュームのあるストーリーが新作としてどっしりと構えていて、そこに『3rd』 の要素が乗っている。『3rd』的な要素がメインではない。そういう意味では、『3rd』 は色んな事情で生まれたタイトルだが、『3rd』の時よりも、よりシリーズの中で戦略的な位置に重要なタイトルとして『創の軌跡』があるということを、『3rd』 よりも戦略的に考えてやっている。
『閃の軌跡 』 の7~8割のボリュームがあり、それプラス『3rd』的な要素があると思って欲しい。だから『3rd』とは違います。『3rd』プラス新作部分の本編。僕らも最初は外伝のつもりだったが、盟主を出して『創の軌跡』と銘打っておいて、外伝でいいのか?と。そこはぜひ強調して伝えて欲しい。外伝として見られてしまうと、僕らとしては違うと言いたい。

Q. 以前の15周年イベントで公開されたスカーレットやノルドの青年なども本作に登場?

本編プラス、これまで主人公達が関わってきた人物たちのエピソードが語られていくので、エピソードの多様性は『3rd』以上。その中には、今後に繋がる大きなヒントになるようなものもあれば、後日談的なものもあったりとか、それから普段スポットが当たって居ないけれど、「あれ?あの人たちどうなっているのかな?」と、ユーザーがおそらく気にしているようなキャラ達を見せていくというところもある。その中のそれぞれのエピソードの絵だと思ってほしい。

Q. 本作を楽しむにあたって『閃の軌跡IV』で見ておくべき部分などは?

ラスト全般がある程度今回の話に関わってくる。ラスト全般に関して、過去のインタビューで話した気がするが、そこと絡んでくる。ゲーム内で某小説を読んでおいてもらえれば。

Q. 《クロスストーリー》システムとは?

3人の主人公が登場して、プレイヤーの任意でストーリー切り替えられたりする。ある程度3人の話を進めないと、全体が進まないシステムを採用している。そこから生まれる本作ならではの演出には注目して欲しい。

Q. 戦闘などの基本システムは『閃の軌跡IV』がベースに?

基本的な戦闘システムは『閃の軌跡 』 のものがベースになっている。そこからさらにたくさんのキャラを使いやすいような改善だったり、新規システムも実装予定。今回たくさんのパーティキャラが登場するので、そこを活かしたシステムを新規で考えている。今までにない演出で戦闘が派手になるという方向でも考えている。