『ファイナルファンタジーVII リメイク』AIがセリフから感情を読み取りキャラクターの表情を決定。同じアセットを使用しないというこだわりも明らかに

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海外ゲーム情報誌Edge最新号に『ファイナルファンタジーVII リメイク』共同ディレクターである浜口直樹氏のインタビューが掲載されており、本作におけるキャラクターの表情やリップシンク、さらに話すキャラクターを捉える最適なカメラの位置取りまでが、高度なAI技術によって自動で行われていることが判明しました。また、海外メディアUSgamerのインタビューでは、ミッドガルをより詳細に描き出し、かつ各エリアでユニークなゲーム体験ができるよう、同じアセットを流用しないというこだわりについても語られています。詳細は以下へ。

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キャラクターの表情はAIが決定

  • 各キャラクターが会話中にみせる様々な表情はAIが決定。AIは、キャラクターが話すセリフ(や話し言葉)から感情を読み取り、それに応じて表情を操作している。
    • 浜口直樹氏「イントネーションとパターンをグラフで見て、緊張のレベルがどのように上下するかを観察すれば、どんな会話でも感情は大体分かります。そこで私達は、様々な音声データから採取したサンプルをデータベースにダウンロードしてパターンを探り、セリフの感情を非常に高いレベルで認識できるシステムを作りました。」
  • このAIはリップシンクも行っている他、会話中のキャラクターを捉える最も適した角度と距離を計算し、自動的にその場所までインゲームカメラを移動させることもできる。

アセットの再利用を避けユニークなゲーム体験を提供

  • 『FF7R』のファイルサイズが非常に大きくなってしまった理由について、舞台であるミッドガルをオリジナル版よりも詳細に描くことを目標にしたからだと説明。『FF7R』に求められるクオリティを実現するため、標準的なアセットを再利用するのではなく、各ロケーションをユニークなアセットで構築することにした。また、背景や(BGM)、キャラクターなどのアセットを場所ごとにデザインし、ゲームデザインの観点からも、それぞれのエリアでユニークなゲーム体験ができるようにした、とも述べた。
Source: SegmentNext
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