『メタファー:リファンタジオ』世界の舞台と8つの種族、物語の始まり、主人公と世界変革のため集う仲間たち、ユニークなゲームメカニクスといった情報が公開。開発者インタビュー映像も

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アトラスは2024年秋に発売を予定している新作RPG『メタファー:リファンタジオ』(PS5/PS4/Xbox Series/PC)を特集する年末特番「『メタファー:リファンタジオ』年末特番 メインキャスト大集合SP」を配信しました。その中で語られた情報と、終盤で流れた開発者インタビュー映像をご紹介します。

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『メタファー』5つの魅力

『ペルソナ3/4/5』クリエイター最新作

『メタファー:リファンタジオ』は、『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』を手掛けたクリエイターの最新作。

  • ディレクター:橋野桂氏
  • キャラクターデザイナー:副島成記
  • コンポーザー:目黒将司

名だたるアーティストが参画。

  • コンセプトアーティスト:幸田和磨(代表作:Nier: Automata)
  • ”鎧戦車”デザイン原案:山下いくと(代表作:新世紀エヴァンゲリオン)

世界の舞台と8つの種族

物語の舞台

8つの異なる種族が生きる、ここではない世界。

その一角に存在する「ユークロニア連合王国」。
英雄的な初代王によって興され、強大な魔法を受け継ぐ強い王家によって併合、統治されてきた連合国だが、長きにわたる経年から次第に腐敗し、今や格差と差別に引き裂かれた”美徳なき国”へと堕落しつつある。
広大な国土には、跋扈する危険な動物たちに加え、「ニンゲン」と呼ばれる謎の怪物までもが蔓延りだし、もはや都市の外には僅かほどの安全も無い。そこにユートクロニア王国の王子、国王が暗殺され、統治者不在の王国にさらなる混迷と不安がもたらされている。

8つの種族

  • クレマール族
    頭の両側に特有の「角」がある。体格や身体能力は平均的。王家をはじめ、王政の要職、要人の多くを占めており、王国の中心的種族と見なされれる場合が多い。彼ら自身も、そうであるという感覚を無意識に内面化している傾向がある。
  • ルサント族
    長く突き出た耳がある。体格や身体能力に優れており、軍人が多く、軍では要職を担う者も多い。勝ち負けにこだわり何事にも優劣の確定を求めようとする好戦的な気質の者も少なくない。
  • イシュキア族
    体の各所に優雅な翼を持つ。他の種族より知能に優れる。多くのものが学者や聖職者など知的労働で高い地位に就いており、富裕者も少なくない。容姿も相まって憧れを集める種族だが、他を見下す言動をするものがいるため、同じくらいの嫌悪を向けられる。
  • ローグ族
    寿命の長い種族。中には他種族の平均寿命の2倍以上の時を生きるものもいる。華麗の特徴が独特で、中高年期と老年期が長く生涯時間の大半を占める。伝統的な年功序列の役職においては、結果的にローグ族が高い地位につくことも多い。知識や意思を「引き継ぐ」という事に高い価値を見出す文化を持つ。
  • ニディア族
    大きな目とその色調に特徴がある種族。ことさら秀でた特質はないものの、社交的で人心をつかむことに秀でたものが多いと言われている。だがそうした気質は、一方で「口が立つぶん信用ならない」「変わり者である」と悪く取られてしまうこともしばしば。
  • パリパス族
    獣のような耳と尾を持つ。身体能力が高いが、感性もまた身体的で、良くも悪くも享楽的。宴と賑やかさを好み、細かいことを気にかけない陽気さは長所でもあるが、深い思索を好まない短慮さとして現れることもままある。政治では優位に立てず、他の種族から何かと見下されている。
  • ユージフ族
    蝙蝠のような翼と耳を持つ。人型と異なる容姿や能力から、気味悪がられて差別を受ける。そのため大半の者が裕福とは言えない生活を余儀なくされており、種族的な地位は低い。気質は押しなべて温厚であり、協調性を重んじる。しかし同時に、大きな決断が苦手で常に他者を案じて二の足を踏みがちである。
  • ムツタリ族
    額に”第3の目”を持つ。独特の覆面や民族衣装のため不気味がられている。惺教とは異なる独自の信仰に帰依しているため、本土では邪教徒として迫害されてしまうことも多く、どこか謎めいている。
  • 不気味な怪異”ニンゲン”「ホモ・ゴルレオ」「ホモ・アヴァデス」
    他のどんな種族の動物とも似ていない異様な姿を持つ正体不明の生物。いずれの個体も体内に暴走状態のマグラを多量に宿しており、周囲のものを無差別に攻撃しようとする。およそ知性を感じさせない凶暴な性質でありながら、人でも容易く扱えないほどの高度な魔法を行使するなど、生態に謎が多い。身体も頑強で、大型の個体は軍隊すらも壊滅させる場合がある。

物語の始まり

プロローグ

少年は、妖精と共に呪いを解く旅に出る

主人公は、忌み嫌われる少数種族「エルダ族」の少年。彼は、相棒の妖精「ガリカ」と共に、この国の王子にかけられた呪いを解くため旅をしている。王子を蝕む死の呪いを解く方法はただ1つ。「呪いをかけた術者の命を奪うこと」。広大な大陸を股にかける旅の中で、少年はたくさんの人々と出会い、彼らを絆を結び、やがて王国の真の姿を知ってゆくことになる。旅の幕開けは、王国全土を揺るがす「大事件」から始まった。

イントロダクション

”選挙を課す魔法”による王位争奪戦、勃発

国王が凶刃に倒れ、ユークロニア王国は世継ぎがいないまま統治者を失ってしまう。次の王は誰か?その混乱の最中執り行われた王の葬儀の場で、誰も予想し得なかった”魔法”が発動する。

”きたる10月の「英雄の日」…我が魂が真にこの世を離れるその日までに、国民の信託を最も集めし者が次なる王となる資格を得るものとする”

空に突如として響き渡る、死んだはずの王の声。なんと王は、己の命と引き換えに、国民投票によって全国民に王位争奪戦を競い合わせるという、壮大な魔法を仕組んでいたのだった。主人公は、自らの使命を果たすため、王国全土を巻き込んだ王位争奪の大レースに身を投じることを決意する。

主人公と世界変革のため集う仲間たち

主人公(CV:花江夏樹)

幼い頃からの親友であるユークロニアの王子にかけられた死の呪いを解くため、相棒の妖精「ガリカ」と共に旅をしている少年。国教である惺教から「教えに反した危険な魔法を受け継ぐ汚れた種族」という烙印を押された少数種族「エルダ族」の生まれであるため、人々に忌み嫌われ、差別と好奇の目に晒されている。

ガリカ(CV:諸星すみれ)

主人公の旅の供であると同時に、王子救済のための特命の案内役でもある妖精。体が小さいため戦いには参加できないが、妖精ならではの特質から、魔法の知識やマグラの感知に関しては、主人公より長けている面も。価値観の違いから厳しい物言いをすることもあるが、心強い旅の味方。

ストロール(CV:小野賢章)

王都の募兵舎で知り合ったクレマール族の青年。正義を尊び頭も切れる好青年だが、貴族家の出身でありながら平民に混じって志願兵の列にいるなど、複雑な事情も抱えているようだ。

ヒュルケンベルグ(CV:早見沙織)

元王子付きの近衛を任されていたルサント族の騎士。かつては王族の近衛であり、王子の傍に仕えていた。若くして王族の親衛に推薦されたその腕前は確かで、数々の武器に長ける。だが王子襲撃の後は、主君を守れなかった失態を悔い、汚名を背負って放浪していた。

ハイザメ(CV:大塚明夫)

元騎士の肩書を持つユージフ族。種族の特性から音に大変敏感で、他の者が気づけない異常を僅かな異音から察知できる。ユージフ族は他の種族と大きく異なるその容姿から差別を受けることも少なくないが、ハイザメもまた、複雑な過去を抱えているようだ。

ユニークなゲームメカニクス

戦闘システム

敵にコマンドバトルを挑めることはもちろん、格下の敵の場合はフィールドアクションで敵をなぎ倒すことができる。シンボルエンカウントではなく、ボス以外のフィールド上の敵に対しては、任意で戦法を選べることが大きな特徴。

『ペルソナ5』のバトルからも大きく進化。詳細は未公開だが、多様性のあるパーティ編成が楽しむことが可能。「アーキタイプ」という要素で、メンバー全員のカスタマイズが楽しめるようなパーティカスタマイズの集大成とも言えるシステムになっている。

旅の日常

『ペルソナ』シリーズでは、学園生活の一日一日をカレンダーで進めるような日常を体験できたが、今回はリアルな日常のメカニクスがスケールアップ。例えば、旅行に行った際「お昼はここで食べよう」「夜はこれをしよう」といった計画を立てるが、そんな旅を実際に計画しているような日常感を味わうことができる。

さらに、世界各国へは移動する拠点”鎧戦車(がいせんしゃ)”を利用して旅する。

クリエイターズボイス

■ゲームシステムについて橋野桂氏のコメント

今まで『ペルソナ』とか作ってきて、得意なノウハウのあるコマンドバトルを入れてみたり、倒し方わかってる雑魚と毎回コマンドバトルするのって時間の無駄じゃないけど、面倒くさいじゃないですか。そういったところは爽快にプレイして欲しい。時間をかける場所は、先の気になるストーリーであったり、カスタマイズであったり、旅の計画であったり、面白い部分にこそプレイの時間を使って欲しい。パッと見た敵が自分より格下だなと思えば、そのままフィールド上で敵を倒すことができるというのを組み入れたようなコマンドバトルがメインの新しいバトルシステムになっている。これが今回挑戦したところです。
特定の敵はコマンドバトルでしか遊べないとか、特定の敵はアクションで倒せという二分されたシステムじゃなくて、どの敵が自分よりも強いのかとか、どの敵は戦ったことがあるのかというのを、プレイヤーに判断してもらって、どんなタイミングでも使い分けることができるという風に工夫した点もこだわったところ。これはぜひ手に取ってもらって、新しいシステムなのでぜひ遊んで頂きたいと思う。

■キャラクター/アートについてのコメント

▼副島成記氏
主人公とかチェックのコート着てますけど、旅してるのに真っ白い服は汚れちゃうからおかしいじゃないか?という話もされましたけども、その辺はデザインを優先してスタイルのあるキャラクターにしていきたいなという思いでデザインしています。『ペルソナ』も『メタファー』もどちらも主人公には名前が付いていない=プレイヤーのキャラクターなんですけど、今回の主人公のデザインをしている文脈は今までと違うので、イラストとか描いていて、主人公がセンターに来た時に受ける全体の印象というんですか?自己投影以上にキャラクター性が感じられるのかなぁと思ってます。主人公が剣に乗って飛ぶとか、鎧戦車という乗り物が出てくる。

▼橋野桂氏
舞台もファンタジーという新しい世界観になるということで、新しい知恵だったり新しいクリエイティブの力を借りたいという相談をして、旅の移動馬車となる、我々は「鎧戦車」と呼んでるんですけど、それのデザイン原案を『エヴァンゲリオン』等で有名な山下いくとさんに、背景美術設定の方を『NieR: Automata』等の作品でも活躍されている幸田和磨さんにお願いすることにしました。ゲームのテーマ性とか作品性とか物語とか、色々な基礎設定を十分お話しさせていただいて、それで提案を受けたものに意外性を感じたりとか「こういう解釈をするんだ」、「そういう発想もあるんだ」ってことで、すごく我々も刺激になって、それにまた便乗する形で凄く力とクリエティブを貰えたなぁと思ってるので、大変満足しています。

■楽曲について目黒将司氏のコメント

多様性の部分で音楽の振れ幅の広さは大きかなという気はしている。宗教音楽をテーマにしていて、メタファーという世界観であるであろう宗教の音楽っていうのは、メタファーの世界にいる種族によっても、宗教が信じているものがおそらく違っていて、それに根ざした音楽というはどういうものなんだろうな?というのを深掘りして考えて、曲をそういうテーマにあわせて作っているというのがあるので、だいぶ広い解釈というか…そういうのがあると思いますね。アトラスで今までやってきた曲の中では、ああいう大型の生録音をしたことがなかなかなかったので、その辺はすごく音として豪華になってるかなぁという気がしますね。ペルソナとは違ったアプローチでやっているので。

世界中のRPGファンたちへ橋野桂氏よりコメント

当然バトルとか育成、パーティカスタマイズ、あと旅の日常性てっところも、かなり存分に入っているので、テンポ良くいろんなゲーム要素を楽しみながら進められるように作ったんですけど、ものすごくそれがたっぷりと凝縮されて入っているという作品に仕上がってきたなという風に思います。どんなゲームになったかな?っていう形で、あんまり他にないなっていう世界中のRPGのファンに『メタファー:リファンタジオ』を届けたいと思ってまして、具体的にはまだ言えないんですけど、世界各国に試遊できるようなゲームをお持ちして、体験などイベントなりで世界を巡りたいと思っています。お会いできる時を楽しみにしていますので、引き続き応援いただけると嬉しいです。

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