SHIFT UPは、6月25日開催のIPO記者会見にて、コンシューマデビュー作となる『Stellar Blade(ステラーブレイド)』の販売状況を発表しました。『Stellar Blade』は4月26日にPS5独占タイトルとして発売され、同社は100万本の販売を突破したと推定しています。
SHIFT UPのアン・ジェウCFOは、「『Stellar Blade』の発売後すぐにMetacriticでユーザー評価9.2というPS5タイトル史上最高記録を樹立し、現在もその記録を保持しています。発売以降、アメリカやイギリスなどの主要コンソール市場で売上1位を記録しており、累計販売数は100万本を突破したと推定しています。グローバルな大型IPとしての第一歩を順調に歩んでいます」と述べました。
SHIFT UPの証券報告書によると、『Stellar Blade』の4月と5月の売上はそれぞれ63億ウォン(約7億2300万円)、157億ウォン(約18億3400万円)に達しています。これらの売上は、パブリッシャーであるソニーからSHIFT UPが受け取った金額のみを計上したものです。アン・ジェウCFOは「発売から予約販売が好調で、発売後も順調に販売されています」と説明しました。
続けてアン・ジェウCFOは「PS5独占タイトルとして発売されていますが、PS5の普及台数と活性化レベルはPS4ほどには達していません。また、最近ではAAAゲームの主要な消費層がPCに移行しています。現在検討を進めている『Stellar Blade』のPCバージョンを発売すれば、IPの価値がさらに上がると予想しています」とコメント。
実際、SHIFT UPは証券報告書で『Stellar Blade』のPC版と続編を検討していることを明らかにしています。
ただし、同社のキム・ヒョンテ代表は「『Stellar Blade』のPCバージョンについては検討段階であり、契約関係があるため、具体的な時期や実現の可能性について現時点では回答できません」と述べました。
キム代表は『Stellar Blade』の成功について、「収益最大化よりも、世界中のユーザーを集め、ファンダムを形成すること。その過程で、確かなブランディングを行うために、価値の高いIPを制作することが目標でした。この過程で、ユーザーが拒否感を抱きやすい少額決済などを最小限に抑えましたが、この部分はユーザーが納得できる範囲で反映していく予定です。ただし、すぐにではありません」と説明。また、課金要素の導入について、具体的には他社IPとのコラボレーションを行う場合、有料DLCが配信される可能性があることを付け加えました。
さらに『Stellar Blade』と『勝利の女神:NIKKE』のコラボレーションについても言及。『Stellar Blade』と『NIKKE』は“互いにポジティブなシナジー効果を生み出すことができる様々な機会”を検討しており「近い将来、皆さんに良い結果をお見せできるのではないかと考えています」と述べました。
情報元:GameMeca
[更新:24/06/25 23:33]
『Stellar Blade』ロードマップ公開
- 8月のアップデートで「フォトモード」実装
- 10月に新規衣装を配信
- 12月に大型コラボレーション
- 2025年以降にDLC&続編リリースの記載
情報元:GAMEVU