PlayStationのプラットフォームビジネスグループCEOである西野秀明氏が、PS5 Proの開発について興味深い発言を行いました。それは、PS5 Proの開発はPS5の発売前から既に開始されていたという事実です。
PS4世代から得られた貴重な教訓
西野秀明氏によると、PS5が2020年11月に発売された時点で、ソニーはすでにPS5 Proの開発に着手していました。
同氏は、PS4とPS4 Proの販売実績から重要な知見を得ていたそうです。それは、PS4世代では、購入者の約20%がPS4 Proを選択したということと、これらの購入者が熱心なゲーマーだけでなく、新規ユーザーも含まれていたという点です。
この市場ニーズを踏まえ、ソニーは5年前からPS5 Proの開発を計画していました。PS4 Proは、既存のファンだけでなく、新規ユーザーにも訴求したことから、PS5 Proにも同様の効果を期待しているそうで、西野氏は「PS5 Proが登場することで、これまでのファンだけでなく、新しいユーザーも楽しんでくれるでしょう」と述べています。
最新技術を取り入れた次世代コンソールへの取り組み
西野氏は、技術革新が加速する現代において、ゲーム機もまた進化し続けなければならないと強調しています。「スマートフォンやPCが毎年アップデートされるように、ゲーム機も3年や5年で進化できる技術があります。私たちは毎年モデルチェンジをするわけではありませんが、ゲーム機に最高のものを提供するために、技術をパッケージ化できるものを探しています。」
次世代を見据えた開発
ソニーは、新しいハードウェアをリリースする際に、その後の後継機についてもすでに計画を立てているとのことです。「私たちは常に一歩先を見据えて開発を行っています。次のステップだけでなく、その先のステップについても考えています。10年間続く世代サイクルを確実に継続させるために、そうした働き方をしています。」