Digital Foundryは、PS5 Proのゲームブースト機能を検証する動画を公開しました。ゲームブーストとは、PS5 Pro Enhanced に非対応のタイトルでも、パフォーマンスが安定・向上する可能性があるという機能です。Digital Foundryによると、この機能は全てのタイトルに自動適用され、オフにする方法はないとのことです。
PS5 Pro ゲームブーストテスト
テスト結果の要約
エルデンリング
- クオリティモード(4K固定)で48~60FPSのVRR範囲内で安定動作
- パフォーマンスモードでも完全な60FPS固定には到達せず。DRSシステムが、PS5 Proの高い処理能力をどう扱うべきか把握できていないか、何らかの形でCPU制限がかかっている可能性あり
- コンソールで最高のプレイ環境を提供している
デビルメイクライ5 スペシャルエディション
- VRR使用のレイトレーシング付きクオリティーモードで、ほとんどの場合60fpsを超えて維持し、応答性も高く、見た目も素晴らしい。DMC5をプレイする最良のビジュアル体験
メタファー:リファンタジオ
- PS5版では40~60fpsの間で変動していたが、PS5 Proではほぼ60fpsで安定動作
- VRRがなくても滑らかなゲームプレイが可能になるほどフレームレートが安定
- PS5版では120HzモードでもフレームレートがVRR動作範囲を下回ることがあったが、PS5 Proでは安定して動作
- PS5版でフレームレートが43~44fpsまで低下してしまう稀な場面においても、PS5 Proでは55~57fpsを維持
サイレントヒル2
- スタッター問題が解消され、クオリティとパフォーマンスの両方が滑らかになる
- パフォーマンスモードは、ほぼ60fpsで動作するようになり、わずかなフレームレートの低下もVRRが補う。
- クオリティモードは、PS5版で発生していた特定の敵に攻撃された際の深刻なフレームレートの低下が改善。走り回る際のスタッターも解消
ファイナルファンタジー16
パフォーマンスモードにおいて安定した60fpsは実現しておらず、多くは50fps台。ダイナミックレゾリューションが働き、最適な負荷分散が行われていない可能性あり
Ghostwire: Tokyo
フレームレート制限が解除される120Hzモードでテスト。クオリティモードは完全に60fpsを超えており、パフォーマンスモードでは100fpsを超えている。明らかに滑らかになったが、まだ奇妙な小さなひっかかりやスタッターが発生しており、完全には修正されていない。
アーマード・コア6
PS5で発生していたフレームレートの低下が改善
グランツーリスモ7
ネイティブ4K/120fpsの完全固定を実現。120fpsのリプレイも可能になり、ごく僅かな低下はあるが、GTでこれほど滑らかなリプレイは見たことがなく、非常に素晴らしい体験