先月、Bloombergは、ソニーが新たな携帯型ゲーム機を開発中であると報じました。この報道について、ハードウェア分析で知られるDigital Foundryは、最新のDF Direct Weeklyで「数ヶ月前に複数の情報源からこの携帯機について聞いていた」と述べ、報道の信憑性を補強しています。
Bloombergによれば、この携帯機は「プレイステーション5向けソフトを外出先でも遊べる」ことを目指しているとのことです。しかし、Digital Foundryは、PS5ゲームをそのまま携帯機で実行するのは技術的に困難である可能性を指摘しました。現行のPS5本体でさえ小型化が十分に実現されていないことから、その技術を携帯サイズに収めるのは現実的ではないとしています。
Digital Foundryは、予想される仕様として、PS4タイトルを安定して実行できる性能と、一部のPS5タイトル(要求スペックの低いもの)に対応可能な「ローエンドPS5」相当のシステムを挙げています。これにより、PS5完全互換を目指すのではなく、性能とサイズのバランスを取る方向性が考えられます。
現時点では推測の域を出ませんが、開発が進行中であることを示す複数の情報は、今後の展開への期待を高めています。もしソニーがこの携帯型ゲーム機を開発しているとすれば、どのように市場に投入するのかについて、今後の続報が待たれます。