セガ、人気RPG『エターナルアルカディア』の商標を更新 ─ 休眠IP復活戦略の新展開か

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セガが懐かしの名作を次々と復活させている中、人気RPG『エターナルアルカディア』(海外では『Skies of Arcadia』)の商標を更新したことが分かりました。『ジェットセットラジオ』や『バーチャファイター』など、往年の人気作の復活を発表し続けているセガだけに、ファンの間では期待が高まっています。

今回更新された商標は、1月16日に出願され、24日に公開となったもので、日本版タイトルEternal Arcadiaだけでなく海外版タイトルSkies of Arcadiaも含まれています。もちろん、商標の更新は権利を守るためだけの場合もありますが、セガは2021年に休眠中のゲームシリーズを復活させる方針を発表。2023年には、『クレイジータクシー』『ゴールデンアックス』『ジェットセットラジオ』などの新作ゲームを開発中と発表。そして、昨年には『バーチャファイター』の完全新作を龍が如くスタジオが開発中であることも明らかにしました。そんな中での商標更新ということもあり、今回の動きも大きな戦略の一部ではないかと注目を集めています。

『エターナルアルカディア』は、2000年にドリームキャストで発売された空賊たちの物語。空を駆けめぐる海賊船や、美しい空の世界が魅力的なRPGとして、Metacriticで93点という高評価を獲得しました。2002年にはゲームキューブ向けに様々な要素を追加したアッパーバージョン『エターナルアルカディア レジェンド』として生まれ変わりましたが、それ以来、新作は途絶えています。

ただ、新作やリマスターの実現にはいくつかの課題もあるようです。オリジナル版を作った開発チームはすでに解散しており、当時の売り上げも決して大きくはなかったため、ビジネスとしての採算を不安視する声も。しかし、明るい話題もあります。2020年には、もともとプロデューサーを務めた蛭田健司さんが自身のXを通じて「続編を作りたい」という思いを語っており、作り手側の情熱は今も健在のようです。

今回の商標更新が具体的な展開につながるのか、セガの今後の動きに注目が集まっています。

情報元:VGCSiliconeraEurogamer

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