ワーナー・ブラザース、Monolithなど3つのゲームスタジオを閉鎖。『ワンダーウーマン』ゲームも中止に

Warner Bros. Gamesは、内部の開発スタジオ3つを閉鎖し、開発中だった『ワンダーウーマン』ゲームをキャンセルすることを決定しました。閉鎖対象となったのは、『ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール』や『シャドウ・オブ・ウォー』で知られるMonolith Productions、『マルチバーサス』を開発したPlayer First Games、そしてモバイルゲームに注力していたWarner Bros. Games San Diegoです。このニュースは、ブルームバーグの記者Jason Schreier氏が最初に報じ、ワーナー・ブラザースがKotakuの記者Ethan Gach氏に送った声明で正式に確認されました。

ワーナー・ブラザースは声明の中で、「我々は主要フランチャイズである『ハリー・ポッター』、『モータル・コンバット』、『DC』、『ゲーム・オブ・スローンズ』を軸に、可能な限り最高のゲームを作るため、開発スタジオと投資の構造を見直す必要がありました。その結果、非常に難しい決断を下さざるを得ませんでした」と説明しています。Monolith Productionsの『ワンダーウーマン』ゲームは開発が進められていたものの、「戦略的優先事項の中で最高品質の体験を提供することがもはや不可能」と判断され、中止となりました。同社は「Monolithのファンに壮大な体験を提供してきた歴史を認識しており、この決断は辛いもの」と述べています。

また、Player First Gamesが手がけた『マルチバーサス』は、1月末にシーズン5が最終シーズンとなることが発表され、5月30日にサービス終了を迎えます。一方、Warner Bros. Games San Diegoも閉鎖対象となり、モバイルゲーム分野での活動が終了します。ワーナーは「この戦略的変更は、チームやその才能を反映したものではなく、3つのチームの情熱と貢献に感謝している」と強調しました。

この決定の背景には、ワーナーのゲーム部門が直面する厳しい状況があります。昨年11月の決算報告で、CEOのDavid Zaslav氏はゲーム部門が「その潜在能力を大きく下回っている」と指摘。『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』の商業的失敗や『マルチバーサス』の再ローンチの不振が影響しました。さらに、1月にはワーナー・ブラザース・インタラクティブの社長デビッド・ハダッド氏が12年間務めた役職を退くことが発表されています。

一方で、ワーナーは2023年に大ヒットした『ホグワーツ・レガシー』の続編を優先事項として掲げています。同作は発売年に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を上回る年間最多販売数を記録し、現在までに3,000万本以上を売り上げています。ワーナーは「2025年以降、ゲーム事業を収益性と成長の軌道に戻すことに注力し、情熱的なファンに向けて高品質なゲームを届けることに興奮している」と締めくくっています。

情報元:VGC

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