「Nintendo Switch 2」開発背景とコンセプトから詳細スペックまで。ローンチソフト&対応ソフト一覧も

任天堂は、Nintendo SwitchのDNAを受け継ぐ後継機「Nintendo Switch 2」を6月5日に発売すると正式に発表しました。ここでは、公式サイトや開発者インタビューの情報を参考に、Nintendo Switch 2の詳細をお伝えします。ローンチタイトルと、現在発表されている対応ソフトの一覧も掲載しています。

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開発背景とコンセプト

Nintendo Switch 2の開発は2019年頃に始まりましたが、研究開発はNintendo Switch発売後から継続的に行われていました。コンセプトは「Nintendo Switchの新しい標準」。性能向上と互換性を重視し、幅広いユーザーに楽しんでもらうことを目指しています。

新しい遊びを提案するため、処理性能の向上を優先。Nintendo Switchの「器」を大きくすることを目標に設計されました。名称「Nintendo Switch 2」は、Switchの後継機としてシンプルでわかりやすく、互換性を強調する意図があります。

本体スペックとデザイン

画面と表示性能

  • 画面サイズ: Switchの6.2インチから7.9インチに大型化。「画面でか!」と直感的に感じられる大きさ。本体の厚さは13.9mmのまま変化なし。
  • 液晶の特徴: 画面解像度は1080p、フレームレートは最大120fps、VRR、HDRにも対応
  • TVモード: 最大4Kの解像度で出力、最大120fps、HDRに対応
    • ドックには冷却ファン内蔵
    • 対応TVなら、本体の電源を入れると連動してTVの電源もON。さらに、入力端子も自動で切り替わり、ゲームに適した画面設定への自動切り替えも。

機能性と接続

  • テーブルモード: 背面スタンドは最大150度まで開くフリーストップ式
  • USB Type-C: 本体下部だけでなく上部にもUSB Type-C端子を装備
  • ストレージ: 本体保存メモリーは256GB(多くのユーザーがmicroSD Expressカードをすぐには必要としない容量)
  • データ読み込み: microSD Expressカード(高速転送対応)を使用、SwitchのmicroSDカードより高速化

内部性能

  • メモリー容量: 従来より大幅に増加、ゲームの処理速度と安定性を向上
  • プロセッサー: 処理速度が向上、Switch用ソフトの同時通訳的な動作や新作ゲームの複雑な処理に対応
  • バッテリー: 容量をSwitchの1.2倍に増強、性能向上による消費電力増加を抑え、持続時間を維持

入出力デバイス

  • マイク: 本体上部に搭載、高性能チップでノイズキャンセル(掃除機や冷却ファンの音を除去)とオートゲインコントロール(音量自動調整)を備える
  • 立体サウンド: ステレオヘッドフォンで臨場感のある立体的なサウンドが楽しめる(※サラウンド対応ゲームでのみ有効)
  • カメラ: 別売のNintendo Switch 2 カメラを接続可能、ゲームチャットで顔表示や実況体験を提供

コントローラーの進化

Joy-Con 2

  • アナログスティックが大型化、耐久性と滑らかさが向上
  • 本体サイズに合わせ拡大、L/Rボタンを長くし、下部に丸みをつけて持ちやすさを調整
  • SL/SRボタンも大きくなり押しやすさUP。横持ちプレイも快適に。
  • HD振動2: 強い振動とリアルな触感、反応速度が向上(SwitchのHD振動より多彩)
  • マグネット式装着: 取り外しボタンで簡単に着脱可能(Switch開発時からのアイデアを改良)
  • マウス機能: Joy-Con 2 (R)をマウスとして使用可能、PCゲームのような操作をサポート

Nintendo Switch 2 Proコントローラー

  • 希望小売価格:9,980円(税込)
  • エアリアルスティック: L/Rスティックが静かで滑らか、衝突感を軽減
  • シームレスグリップ: ゲームキューブを参考に継ぎ目なしで快適
  • GL/GRボタン: カスタマイズ可能な新ボタン、ゲームごと、プレイヤーごとに設定保存
  • ヘッドホンマイク端子: 追加され、音声入出力に対応

互換性

  • SwitchのJoy-ConやProコントローラーも使用可能

新機能とゲーム体験

ゲームチャット

  • 本体機能として標準搭載、Nintendo Switch Onlineアプリ不要でボイスチャット可能
  • 複数人の声を自動調整、画面共有で各自のゲームプレイをリアルタイム表示
  • 「ゲーム実況ごっこ」が可能(コロナ禍のリモート開発経験から着想)
  • Cボタンで起動、すべてのSwitch 2対応ソフトで利用可能
  • Nintendo Switch 2 カメラを使えば、ビデオチャットも可能。

おすそわけ通信

  • 無線ストリーミング通信で最大4人までゲームを共有、ソフト転送不要で即時プレイ
  • Switch 2同士、またはSwitch 2からSwitchへローカル通信可能、インターネット経由も対応
  • 対応ソフト限定
    <対応ソフト一覧(2025.4.2現在)>
    • スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV
    • やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ
    • スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド
    • 世界のアソビ大全51
    • 進め!キノピオ隊長
    • スーパーマリオ オデッセイ

互換性

  • Switch用ソフトが動作(ハードウェア互換ではなく、新技術でリアルタイム変換)
  • 1万タイトル以上のSwitchソフトを検証中(発売時の完全対応は未保証)
  • 『Nintendo Labo』VR Kitなど物理的制約のあるソフトは非対応
  • ローディング高速化や処理安定化で体験向上、ゲームチャットも利用可能

ソフトとサービス

ローンチソフト

発表済み対応ソフト

ニンテンドーeショップ

  • 動作が高速化、多くのソフト表示でもサクサク動く
  • 「あなたへのゲーム紹介」機能で動画や画像を閲覧可能

データ移行

  • ニンテンドーアカウントでSwitchからSwitch 2へデータ移行可能(初のアカウント単位移行)
  • 「バーチャルゲームカード」機能でダウンロードソフトをSwitchとSwitch 2間で切り替え

開発のこだわり

  • 処理性能向上でソフト開発者の創造性を支援
  • 新しい操作デバイス(例: リングコン)はソフト側で提案し、本体は汎用性を重視
  • Switchのスタイル(TV/携帯モード、Joy-Con)を継承、変化のための変化は避けた
  • 長期間使用に耐える性能を設計、時代遅れになりにくいハードを目指した

情報元:公式サイト

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