コーエーテクモゲームスが開発を進めているPS4用ソフト『真・三國無双8』。本作のプロデューサーである鈴木亮浩氏がインタビューで様々な情報を語っています。
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鈴木プロデューサーインタビューより
- シリーズのマンネリ化は社内でも言われているし、初代から関わってきた自分自身も感じていた。毎作そのマンネリを打破しようとやってきたが、さすがに限界がきていると感じている。マンネリを理由に離れていくユーザーも多く、ここで大きく変える必要があると考え、オープンワールド化へと大きく舵を切った。
- マップサイズは『真・三國無双7』に収録されている全マップよりも大きい。面積で言うと『真・三國無双7』全マップの100倍くらい。
- (『Witcher 3』『ゼルダの伝説』『GTAV』などオープンワールドにも色々あるが、どれに近いイメージ?)既存オープンワールド作品の影響を受けているわけではないが、強いて言うなら“いいとこ取り”。
- 昼夜の概念があり、戦っている間に夜になっているする。
- リアルタイムの1時間くらいで丸一日が経過する。
- 夜が長いとプレイしづらいので短くすると思う。
- 夜になると視界が悪くなるため、敵の索敵範囲が狭まり行動が変化するようなAIにする。これにより、夜を待って侵入を試みたり奇襲を仕掛けるなど、プレイヤーの攻略法を引き出すことも考えている。
- 夜はあまり暗くしない。『ゼルダの伝説 BotW』くらいに明るくする。
- 壁を蹴って三角飛びが可能。このアクションを使って屋根の上に乗れたりする。
- 攻城兵器はAIで動いており直接指示を出すことはできない。攻城兵器を目掛けて敵兵が攻撃を仕掛けてくるので、プレイヤーはそれを保護する。
- アクションについては正直今までとそんなに変わりない。
- 盾を持った兵隊がプレイヤーの前に来ると、盾を構えてガチッと守る態勢になったり、その兵科特有の動きをする。そういう考え方で、敵武将も固有のクセ付けをしていくので、従来よりも攻略法のある戦い方になる。
- (AIはどの程度進化する?)ChinaJoy 2017でのデモプレイは、かなり開発段階が低くゴールには程遠い。『ブレイドストーム』は部隊同士の戦いでAIをしっかり作っており、プレイヤーが傍から見ていても部隊同士の戦いがしっかり見える形になっている。最低限でもあれくらいは実現したい。今回は本当に数千人規模の戦いを表現するので、それがまさに戦場で戦っているようにAIを動かしたい。現状はそこに立っているだけという状態が目立っているが、当然改善していく。
- 物見櫓や崖の上などから高さを使った攻めが可能。
- 二段ジャンプができる。
- 森や崖、山などにも部隊や敵将がいる。伏兵が潜んでいたりもする。
- (MMORPGのレアモンスター的なものがフラッといたりする?)そういうのは盗賊が該当し、武将がフラッといることはない。基本的には、曹操が許昌を所有している時代なら、その周りには曹操配下の部隊の誰か、例えば張遼がパトロールで回っているという感じになる。
- 街の中には人が住んでおり、店舗もあって買い物ができる。洛陽は1km四方で再現。実際には4km四方だったらしいので少しい小さめになっているが、ゲームで歩くには十分な広さ。宮殿などもある。
- (家や城を持ちたいという欲望が湧いてくる)城を建てたりはできないですが…、その質問はノーコメントで。
- (武将個々のストーリーはどの程度カバーされる?)基本的には大きなIFは用意していない。全キャラでプレイできるが、そのキャラが活躍した時代から死ぬ直前あたりまでを描いている。劉備なら黄巾の乱から白帝城で死ぬ間際までプレイ可能といった感じ。董卓を選ぶと時代的にはすごく短い。
- キャラクターによって時代的なボリューム感は違う。ただし、オープンワールドの本作では寄り道がし放題となっており、時代を進めないまま、ずっとプレイし続けることも可能。例えば「虎牢関の戦い」で董卓を倒さない限りストーリーは進行しない。寄り道によって戦況が変化し、史実が変化するようなことはない。
- 武将同士のコミュニケーションは今まで以上のボリューム。オープンワールドの関係上、カットシーンは入れづらいところがあるが、会話イベント的なちょっとしたものはたくさん用意している。
- 武器の変更は可能。前作のように2つを装備することはできないが、メニューから装備を切り替えることで様々な武器を使うことができる。武将ごとに得意な武器が設定されており、その武器を使えば特別な攻撃を繰り出せる。
- 発売時期は言えない。年内発売かどうかも言えない。
- Nintendo Switch対応については未定。
- 協力プレイやオンライン対戦は未定。
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