西川善司氏がファミ通誌上で連載しているコラムにて、「フォグゲーミング」なるものを研究開発していることが明らかとなりました。
「フォグゲーミング」とは、全国のゲームセンターをクラウドとして転用するという構想。ゲームセンターに設置されているゲーム機のCPU/GPUを転用することにより、コストダウンと低遅延を実現。プレイヤーは高品位なゲームを楽しむことができ、ゲームセンターは営業時間外でもお金を稼ぐことができるとのことです。この「フォグゲーミング」は、フォグコンピューティング (*) に近い発想であると説明されています。なお、現在稼働しているゲーム機を転用するのは難しい模様です。
※フォグコンピューティングとは:ネットワーク環境の中で、データがクラウドに行く前、端末に近い場所でのミドルウェアによる分散処理環境。大量のデータをインターネットを通じて送信する前に処理することで、上位システムやクラウドへの負担集中を回避することを目的とする。