『The Witcher 4』は「悲しくても納得できる選択」を重視──開発者が語るストーリー作りのこだわり

the-witcher-4_250523

CD Projekt REDが開発中の『The Witcher 4』では、プレイヤーが物語に深く関われるよう、選択とその結果に重きを置いていると明かされました。たとえ結末が悲しくても「納得できるならそれもご褒美」として、プレイヤーの感情を大事にする設計です。開発チームは、選択の重さと物語の演出にこだわり、プレイヤー自身の物語体験を作れるようにしています。

スポンサーリンク

プレイヤーの選択が物語の中心に

「悲しみ」もプレイヤーにとっての報酬になる

『The Witcher 4』のゲームディレクターSebastian Kalemba氏は、ゲーム内の選択について次のように語っています。

「どんな選択でも、その結果がどんな形でも、プレイヤーにとって“やってよかった”と思えるものにしたい。たとえ最後に待っているのが“悲しみ”でも、それが感情の流れとして自然なら受け入れてもらえるはずです」

このように、『The Witcher 4』では単純な「良い選択=ハッピーエンド」ではなく、感情に訴える体験を大切にしていることがわかります。

自分の物語を作っている実感を大切に

Kalemba氏はさらに次のように述べています。

「私たちはプレイヤーが“自分で物語を作っている”と感じられることを一番大事にしています。だから、選択肢や結果にしっかり意味があると感じられるように作っています」

プレイヤーが選んだ道が物語やキャラクターの関係にしっかり影響し、「これは自分の物語だ」と思えるように工夫されているそうです。

複雑な選択と感情に響く演出の裏側

「正しい選択」でも悪い結果になるかもしれない

クエストデザイナーのPaweł Gąska氏も、選択の難しさについて次のように話しています。

「良い選択をしても悪い結果になることがあるし、悪い選択にも何かしら理由があって正当化できる場合もある。そういう複雑さをゲームに入れたいんです」

簡単に正解がわかるような選択肢ではなく、「悩むけど納得できる」ような選択が増えていくと考えられます。

感情に届く演出はチーム全体で作り上げる

さらにGąska氏は、感動するストーリーを作るにはチームの力が必要だと語ります。

「クエストのテーマを考えるのは僕たちですが、実際に感情に訴えるセリフを書くのはライターです。そして、それを映像や動きで表現するのは映像やアニメーションのチームなんです」

こうしてストーリー、演出、映像が一体となり、プレイヤーの心に残るような物語が作られています。

情報元:GamesRadar+

未分類
スポンサーリンク
スポンサーリンク
よろしければフォローをお願いします
タイトルとURLをコピーしました