映画スタジオA24は、フロム・ソフトウェアとバンダイナムコのアクションRPG『エルデンリング』の実写映画を制作すると発表しました。監督・脚本を手がけるのは『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド氏。プロデューサーにはジョージ・R・R・マーティン氏も名を連ね、壮大な神話世界の映像化に挑みます。ゲームのスピンオフ作『Nightreign』も5月30日に発売予定で、マルチ展開が本格化しています。
アレックス・ガーランド監督が『エルデンリング』を実写映画化
『エクス・マキナ』のガーランド監督が再びA24とタッグ
A24は、2025年5月22日付でアレックス・ガーランド氏が実写映画『エルデンリング』を監督・脚本として手がけることを正式発表しました。本作は、ゲーム開発元のバンダイナムコエンターテインメントとの共同制作で進められます。
ガーランド氏はこれまでに『Ex Machina』(2014年)や『MEN』(2022年)、そしてA24との最新作『Warfare』を手がけてきました。Deadlineによれば『Warfare』は「公開から1か月で興行収入3,200万ドルを突破」したとのことです。これにより、A24とガーランドの関係はさらに強化されています。
『エルデンリング』の世界がハリウッドへ
原作『エルデンリング』は2022年2月に発売され、全世界で「3,000万本超を出荷」した大ヒット作。フロム・ソフトウェアの宮崎英高氏がディレクターを務め、ジョージ・R・R・マーティン氏が「神話的な世界観や歴史背景の構築」を担当しました。今回の実写化では、マーティン氏自身がプロデューサーとしても参加しています。
本プロジェクトには、DNA Filmsのアンドリュー・マクドナルド氏およびアロン・ライク氏、さらに『ゲーム・オブ・スローンズ』でもプロデューサーを務めたヴィンス・ジェラディス氏らも加わっています。
A24とゲーム原作映画の新たな挑戦
先進的な映画製作とゲームの融合
A24はこれまでも『アンダー・ザ・スキン』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など、独創的な作品で映画界に革新をもたらしてきました。今回の『エルデンリング』実写化は、スタジオにとっても大規模なフランチャイズ展開の第一歩とみられています。
ゲームの実写化に対して慎重な評価がなされる中で、ストーリーテリングに定評のあるガーランド監督がどのように『エルデンリング』の重厚な世界観を映像化するのか、多くのファンと業界関係者が注目しています。
スピンオフ『ナイトレイン』も同時期に展開
なお、ゲームシリーズの新展開としてスピンオフ作品『Elden Ring: Nightreign』が、2025年5月30日に全世界同時発売される予定です。映画とゲームの両軸での展開が進むことで、IP全体のブランド価値もさらに高まると予想されます。
情報元:DEADLINE




