Game Source Entertainmentは2025年6月7日、PC向けリズムアクションゲーム『RATATAN(ラタタン)』を、2025年7月25日に早期アクセス配信開始すると発表しました。開発を手がけるのは、『パタポン』や『LocoRoco』などのクリエイター陣。最大4人協力のマルチプレイに対応し、2025年6月5日21時からは無料デモ版も配信中です。
本作は、リズムに合わせて軍勢を指揮するアクション性と、毎回異なる強化・報酬によって体験が変化するローグライク要素を併せ持つタイトルとして注目されています。舞台は「ラタポート」というおもちゃ箱のような島で、仲間たちは「天国」へ行くという夢を共有し、旅を続けます。
早期アクセストレーラー
『ラタタン』の特徴と世界観
精神的後継作としての位置づけと世界観
『ラタタン』は、『パタポン』の精神的後継作として紹介されており、その特徴的なリズムバトルをベースに、協力要素やローグライク性を加えて進化を遂げています。舞台となる「ラタポート」はにぎやかでカラフルな島で、プレイヤーは「コブン」と呼ばれるキャラクターたちを率いて冒険します。彼らの目的は「天国」に住むとされる「女神」に会うことです。
リズムに合わせたコマンド入力を継続することで「FEVERモード」が発動し、戦闘がより激化する設計となっています。100体以上のキャラクターによる戦闘が展開される点も、本作の魅力の一つといえます。
リズムローグライクとしての設計
公式説明では本作は「リズムローグライクアクション」と銘打たれており、戦闘ごとに異なる強化や報酬が得られるシステムが採用されています。これにより、数値の強化や相乗効果の組み合わせによって、プレイごとに異なる戦略性が生まれるとされています。
無料デモ版の配信と内容
序盤の2ワールドを試遊可能
2025年6月5日21時より、Steamにて無料デモ版の配信が開始されました。体験版では、ワールド1「パイレーツ・オブ・パラビアン」およびワールド2「ビックリローラーマウンテン」をプレイ可能です。
4体のラタタンとマルチプレイ対応
使用可能なラタタンは4体で、それぞれ異なる能力や特性を持ち、協力プレイとの相性も意識された設計になっています。最大4人でのオンライン協力プレイにも対応しており、実際のマルチプレイ体験が可能です。
Steam上ではデモ版に対し、現時点(2025年6月7日午前11時40分)で312件中74%がおすすめという評価が寄せられており、「やや好評」のステータスとなっています。
開発体制と支援の経緯
名クリエイター陣が集結
本作のディレクターを務めるのは、『パタポン』や『XI[sai]』などで知られる小谷浩之氏。サウンド面は『LocoRoco』や『パタポン』に携わった足立賢明氏が担当しています。さらに、『GOD EATER』や『フリーダムウォーズ』の開発を経てTVTを設立した保井俊之氏もプロジェクトの中心に関わっており、実質的にRatata Artsとして展開されています。
加えて、『スーパードンキーコング』シリーズなどで著名な作曲家、David Wise氏との音楽面でのコラボレーションも発表されています。
クラウドファンディングでの記録
2023年に実施されたKickstarterキャンペーンでは、当初の目標額2,000万円を大きく超え、約2億2,000万円の支援を集めました。これはゲーム部門において当時世界1位の調達額とされており、本作への期待の高さを裏付けています。さらに、Steamのウィッシュリスト登録者数は10万人を突破し、プロモーション映像の再生数も100万回を超えています。
今後の展開とイベント出展
3イベントに登場予定
『ラタタン』は、2025年6月7日にロサンゼルスで開催される「Day of the Devs: Summer Game Fest Edition」に出展。さらに日本時間6月8日5時から配信の「Future Games Show」、6月9日4時から配信の「PC Gaming Show」にも登場予定です。これらの場で、新たな映像や情報の公開が期待されます。




