SIE傘下のBend Studioが、新プロジェクトへの移行に伴い、人員削減を実施したことが明らかになりました。公式発表では人数は伏せられていますが、報道によると全体の約3割、40名程度が影響を受けたと見られています。なお、新プロジェクトの詳細は未発表です。
移行期における人員整理
感謝と苦悩が入り混じる公式声明
Bend Studioは2025年6月11日、SNSを通じて一部スタッフの解雇を報告しました。
この声明には、チームへの敬意と新体制への決意が込められており、「創造性、情熱、革新をもって未来を築く」と締めくくられています。
Today, we said goodbye to some incredibly talented teammates as we transition to our next project.
We’re deeply thankful for their contributions as they’ve shaped who we are, and their impact will always be part of our story.
This is a difficult moment for our team, but we hold immense respect for everyone who got us here. As we move forward, we remain committed to building the future of Bend Studio with creativity, passion, and innovation in the titles we craft.
本日、次のプロジェクトへの移行にあたり、非常に才能あるチームメンバーたちと別れを告げました。
彼らの貢献によって私たちは形成されてきました。その影響はこれからも私たちの物語の一部であり続けます。
チームにとって困難な瞬間ですが、ここまで導いてくれたすべての人に深い敬意を抱いています。今後も創造性、情熱、革新をもってBend Studioの未来を築いていきます。
人数の規模と業界内の動き
Bend Studioは、声明において次回作の詳細も削減人数も明かしていません。しかし、BloombergのJason Schreier氏は、スタジオ全体の約30%にあたる40名ほどがレイオフされたと報じています。
さらに、スタジオ閉鎖の可能性について問われた際、Schreier氏は「経営陣がスタジオを存続させようとしていなかったのであれば、40人をレイオフするという選択はしなかっただろう」と述べ、スタジオを維持する意図があったからこその対応であるとの見解を示しています。
背景にあるプロジェクトの変動
キャンセルされたライブサービス計画
今回のレイオフは、過去数ヶ月の間に起きた複数のプロジェクト中止とも関連があると見られています。Sonyは最近、Bend StudioおよびBluepoint Gamesにおける未発表のライブサービスゲームをキャンセルしました。
Bluepointでは『ゴッド・オブ・ウォー』関連とされるタイトルが、Bendでは内容が不明のままの計画が中止された模様です。ただし、当時のコミュニティマネージャーは「クールな作品を作り続ける意志はある」とコメントしていました。
Bend Studioの最新作は、2019年にPlayStation 4向けに発売された『Days Gone』で、2021年にはPC版もリリースされています。
