『コードヴェイン2』──100年前の過去を巡り吸血鬼と共に運命を変える“歴史改変×探索アクションRPG”

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2025年6月7日に開催された「Summer Game Fest 2025」にて、続編『CODE VEIN II(コードヴェイン2)』が発表され、同イベント内で実施されたプレゼンテーションにより、その構想と特徴が詳細に紹介されました。『コードヴェイン』の対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)で、発売時期は2026年が予定されています。本作は、全世界で累計400万本以上を売り上げた前作『CODE VEIN』の系譜を継ぐ、ドラマティック探索アクションRPGです。

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コンセプトと世界観

完全な再構築としての再始動

『コードヴェイン2』は、前作の正統な続編という枠を超え、物語やシステム、ビジュアル面に至るまで抜本的に見直された作品として開発が進められています。一部報道では“完全な再構築”とも表現されており、より戦略的な遊びごたえと没入感を目指した設計が示唆されています。前作の核となる「吸血鬼」「バディ」「探索」「カスタマイズ」などの要素は継承しつつ、より大胆に、より戦略的に再定義されています。

チャレンジングな探索×歴史改変ドラマ

『コードヴェイン2』は、高難度の探索と、歴史の流れを変える物語を組み合わせた作品です。吸血鬼の力を宿した主人公が、崩壊しかけた世界を救うため、過去と現在を行き来しながら物語を進めていきます。

舞台は、“リンネ”と呼ばれる変質現象で崩壊した未来世界。吸血鬼の力によって一度は滅びを免れたものの、“渇望の月”の出現により再び破滅へと傾いています。主人公は吸血鬼ハンターとして、時間を越える力を持つ少女ルゥ・マグメルと共に100年前の過去へ旅立ちます。

過去の世界では、“リサージェント”と呼ばれる災厄によって人間が怪物へと変貌する事態が発生しており、さらに異常な現象により“渇望の月(ルナー・フェイシス)”が生まれ、吸血鬼たちをも狂わせるという深刻な危機が描かれます。

二重構造の時間軸とドラマ

過去では、伝説的な吸血鬼たちと出会い、歴史に介入することで現在への変化が起こる設計になっています。ストーリーは前作との直接的なつながりはなく、新規プレイヤーにも配慮された構成です。

アクションとバトルシステムの進化

新装備ジェイルと術式

本作では、吸血鬼の少女から心臓の半分を分け与えられた主人公が、新装備“ジェイル”を用いて吸血鬼の力を引き出す戦闘が展開されます。ジェイルは、防御力の強化や強力な吸血攻撃に加えて、倒した敵から得られる“イコル”を使って攻撃や防御、術式の発動をコントロールするシステムも備えています。

術式は吸血鬼が持つ超常的な力を模した能力であり、武器攻撃を強化したり、遠距離攻撃や状態異常の付与など、多様な応用が可能です。中でも強力な術式群には、吸血鬼の強大な力を引き出す特殊能力も含まれており、現在の技術では再現困難な装備を召喚して攻撃するような演出が確認されています。

強敵とのボス戦と探索の深み

ダンジョンのフィールドはシームレスに構成され、ボスとの戦いでは戦略性とアクション性が問われます。今回のプレゼンで紹介されたメインフィールドのひとつ「水没都市」では、都市全体がダンジョンのようになっており、街の通路や建物の中をくまなく探索することが求められます。バイクでの探索はストーリー進行によって解放され、寄り道での装備発見や手強い敵との遭遇といった要素が探索の楽しみを広げます。

キャラクターと物語

カスタマイズ性の向上

前作以上にパーツや設定項目が増加し、キャラクターメイクがさらに自由に。アニメ的なビジュアルを踏襲しつつ、髪型にウェーブをかける、目鼻立ちのバランスを調整する、アクセサリーの装着数が増えるなど、きめ細かな設定が可能になっています。

ルゥ・マグメルとヴァレンティン・ヴォーダ

ルゥは物語の中核を担う吸血鬼の少女です。主人公が任務中に命を落とした際、彼女は自身の心臓の半分を主人公に分け与え、蘇生させました。この行為により、二人は特別な絆で結ばれ、世界の滅びを食い止めるため共に過去の時代へと旅立ちます。

ヴァレンティン・ヴォーダは吸血鬼の名門ヴォーダ家の後継者で、バケモノに対抗する術式の研究を行っている人物です。彼の協力によって、過去の行動が現在に影響を及ぼすという物語の鍵が強調されています。

歴史介入による変化

過去での行動が現在の世界に反映される設計があり、キャラクターとの関係性や研究成果などが現在での展開に影響します。たとえば、特定の研究を手伝うことで、その成果を未来で受け取ることができる場面が用意されています。

さらに、過去で橋や施設に影響を与えると、現在のダンジョン構造や探索ルートに変化が生じるような仕掛けも一部報道で示唆されています。こうした要素は、物語の演出にとどまらず、実際のゲーム攻略にも直結します。

フィールドとビジュアル表現の進化

時間と天候の変化が生む没入感

PlayStation 5世代の性能を活かし、時間経過や天候変化によって世界の雰囲気がダイナミックに変化。とくに水没都市のフィールドでは、都市そのものがダンジョン構造になっており、街中の通路や建物の内部を含めて立体的に探索することができます。崩壊した構造物を縦横に移動しながら進む設計により、従来以上に没入感の高い探索体験が味わえます。

今後の展望

続報とファンへのメッセージ

今作ではバディシステムも強化されており、各パートナーが戦闘中に術式を駆使して多彩な支援を行う新たな仕組みが導入されています。メインキャラクターであるルゥに加えて、他のレヴナントたちとも絆を深め、バディとして共に戦うことができます。

現時点で詳細は未公開の部分も多く、前作キャラクターのゲスト出演などについても明言はされていません。一方で、バディとなるキャラクターの数は前作以上に増えており、個性的な吸血鬼たちとの共闘体験がより豊かになることが示唆されています。 

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