フロム・ソフトウェアの新たな謎めいたプロジェクト「FMC」
フロム・ソフトウェアが、コードネーム「FMC」という未発表プロジェクトを開発していることが海外メディアMP1STによって報じられました。同社は現在、『エルデンリング:ナイトレイン』のアップデートとDLC開発、Nintendo Switch 2向け独占タイトル『The Duskbloods』の制作と並行して、この謎めいたプロジェクトを進めているとされています。
報告によると、このプロジェクトは「かなり進んだ開発段階」にあり、大きな遅延が発生しない限り、来年中にはプレイできる可能性があるとのことです。マルチプラットフォーム展開が予定されており、複数のハードウェアでの同時リリースに向けた準備が進められているとの情報も伝えられています。
フロム・ソフトウェアのコードネーム体系から読み解く
過去作品のコードネームパターン
フロム・ソフトウェアは他の多くのゲーム開発スタジオと同様に、プロジェクトに内部コードネームを割り当てています。過去の作品を振り返ると、以下のような略称が使用されてきました。
主要タイトルのコードネーム一覧:
- 『ダークソウル2』- FRPG2
- 『ダークソウル3』- FDP
- 『ダークソウル リマスタード』- FHD
- 『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』- NTCG/NTC
- 『Bloodborne』- SPRJ
- 『エルデンリング』- GR
- 『アーマード・コア6』- FNR
- 『エルデンリング:ナイトレイン』- CL
「F」から始まるコードネームの法則
興味深いことに、過去10年間でフロム・ソフトウェアがリリースした作品のうち、「F」から始まるコードネームを持つタイトルは、『ダークソウル』シリーズと『アーマード・コア』シリーズのみとなっています。
『アーマード・コア6:ファイアーズ オブ ルビコン』が比較的最近リリースされたことを考慮すると、同シリーズの新作が短期間で発表される可能性は低いと考えられます。
ダークソウル3リマスターの可能性
宮崎英高氏のスタンスと現実的な選択肢
フロム・ソフトウェアの宮崎英高氏は、『ダークソウル』シリーズの新作制作に対して興味を示していないことが知られています。このような状況を踏まえると、「FMC」は既存作品のリメイクまたはリマスター版である可能性が高いと考えられます。
『ダークソウル』と『ダークソウル2』は既にリマスター版がリリースされているため、論理的に考えれば『ダークソウル3』のリマスター版が最も現実的な選択肢となります。
業界関係者からの証言
この推測を裏付けるように、XboxEra Podcastの共同司会者であるNick Baker氏は昨年、自身の情報源から『ダークソウル3 リマスタード』が開発中であるという情報を得たと報告しています。
発表時期の予測と今後の展開
業界イベントでの発表可能性
報告によると、これらの推測の真偽については、それほど長く待つ必要はないとされています。今年後半に開催される業界イベント、例えばGamescomやThe Game Awardsなどで、この謎めいた「FMC」プロジェクトに関する最初の公式発表が行われる可能性があります。
フロム・ソフトウェアの現在の状況
現在、フロム・ソフトウェアは複数のプロジェクトを同時進行で開発しており、『エルデンリング:ナイトレイン』の継続的なサポートとともに、新たなプロジェクトへの取り組みを積極的に進めています。
まとめ
「FMC」プロジェクトについては、現時点では推測の域を出ませんが、フロム・ソフトウェアの過去のネーミング規則と現在の開発状況を考慮すると、『ダークソウル3』のリマスター版である可能性が最も高いと考えられます。
ただし、まったく新しいIPや既存シリーズの予想外の展開である可能性も完全には否定できません。正式な発表を待つ間、ファンとしては様々な憶測を楽しみながら、フロム・ソフトウェアの次なる挑戦に期待を寄せるのも良いのではないでしょうか。
情報元:MP1ST




