『トライブナイン』サービス終了後にストーリー完結へ 小高和剛氏が同人サークル「ねおねおんトライブ」で非営利展開を発表

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スマートフォンゲーム『トライブナイン』はサービス終了が決定していますが、物語の完結を目指す新たな動きが始まりました。ゲームクリエイターの小高和剛氏は2025年8月1日、自身のX(旧Twitter)で同人サークル「ねおねおんトライブ」の立ち上げを発表し、物語を最後まで届けるという決意をファンに向けて表明しました。

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サービス終了後も物語を完結へ

『トライブナイン』は、アカツキと小高氏率いるトゥーキョーゲームスが共同開発したスマートフォン向けゲームで、2025年2月20日にリリースされました。架空の東京23区を舞台に、デスゲーム「XG(エクストリームゲーム)」を描く物語が展開されており、サービス終了決定時点で第3章までがゲーム内で実装されていました。

しかし、2025年5月15日に同年11月27日をもってサービス終了することが発表されました。この発表により、物語が未完のまま終わってしまうのではないかという懸念がファンの間で広がりました。こうした状況を受けて、小高氏は「作品を未完のままにしない」という強い意志のもと、非営利の同人活動として物語を完結させる方針を決定しました。

『トライブナイン』は、豪華クリエイター陣と「エクストリームベースボール」という独自設定が話題を呼びましたが、短期間でのサービス終了が発表され、ネット上では「もったいない」「これからの展開が楽しみだったのに」といった惜しむ声が相次ぎました。

「ねおねおんトライブ」として同人活動を展開

同人サークル「ねおねおんトライブ」は、小高氏を中心に立ち上げられ、元アカツキゲームスの山口修平氏(元プロデューサー)や杉中克考氏(ストーリーイベント担当)らが参加しています。

この取り組みは、アカツキゲームスから非営利での展開について承諾を得た上で進められており、物語はWEBストーリーの形式で公開される予定です。第5章までのストーリーは、公式サイトにて順次公開されることになっています。

ゲーム業界でも稀な取り組み

今回の試みは、サービス終了後のゲーム作品において、開発関係者自身が非営利の形で物語を完結させようとする稀有な事例として、ファンコミュニティを中心に大きな注目を集めています。

小高氏らの動きは、商業的利益を伴わない純粋な創作活動であり、ファンへの誠意と作品への強い想いが込められたものといえます。こうした姿勢は、今後のゲーム業界においてもひとつの方向性を示す事例となる可能性があります。

小高氏の過去作品と表現の継承

小高氏は『ダンガンロンパ』シリーズなど、強いストーリードリブンと衝撃的な展開で知られる作品を手がけてきました。『トライブナイン』もまた、死と隣り合わせのゲーム構造を持ちながら、若者の群像劇を描く点で過去作と地続きにある作品です。今回の同人活動は、そうした作家性を貫く動きとしても評価されています。

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