新たなプラットフォームで展開される稲作RPGの続編
東宝株式会社のゲーム部門であるTOHO Gamesは、人気作品『天穂のサクナヒメ』の新作タイトル『天穂のサクナヒメ～ヒヌカ巡霊譚～』を発表しました。本作は、2024年11月に発表されていた『天穂のサクナヒメ』のスマホおよびPC向け新作ゲームの正式名称です。前作とは異なるアプローチを採用しており、基本プレイ無料の稲作シミュレーション×探索バトルRPGとして展開されます。
配信予定プラットフォームはPC（Steam）、iOS、Androidの3つで、アイテム課金システムを含む基本無料モデルでの提供となります。ただし、具体的な配信開始時期については未発表です。
新キャラクター「ヒヌカヒメ」が登場
公開されたティザービジュアルでは、シリーズの主人公であるサクナヒメに加えて、新たな登場人物「ヒヌカヒメ」の姿が確認できます。サクナヒメの声優は前作とアニメ版に引き続き大空直美さんが担当し、ヒヌカヒメにはMachicoさんがキャスティングされています。
ゲームの舞台設定については、大空直美さんのコメントによると、新たな地で新しい友と新たな冒険に挑むことになるとのことです。
開発体制の変更と継続される要素
新作の開発は、前作を手がけたえーでるわいすに代わってG2 Studiosが担当します。同スタジオは『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』や『アイドリッシュセブン』などのモバイルゲーム開発実績を有しています。
一方で、えーでるわいすは原作・原案として制作に関わり続け、キャラクターデザインと監修は前作同様に村山竜大氏が手がけることが決定しています。この体制により、シリーズの世界観とキャラクターの一貫性が保たれることになります。
声優陣からのメッセージ
サクナヒメ役の大空直美さんは「新しい友、新たな地、そして新たな冒険…！心優しい新たな仲間や、旧知の友との日々が待ち遠しく、胸が高鳴っています」とコメントし、シリーズの継続に対する期待を表明しています。
新キャラクターのヒヌカヒメを演じるMachicoさんは、自身の農業との関わりについて触れながら「物心ついた時から農家の祖父母のお手伝いをしていたり、農業声優としても様々な発信をさせてもらっているので運命を感じます」と語っています。
前作の成功とシリーズ展開
『天穂のサクナヒメ』は、豊穣神である主人公が鬼との戦いを繰り広げる和風アクションRPGとして2020年に発売されました。田起こしから収穫まで本格的な米作り体験ができるユニークなゲームシステムが注目を集め、全世界で累計出荷本数150万本を超える商業的成功を収めています。
この成功を受けてTVアニメ化も実現し、メディアミックス展開が進んでいる状況です。新作では、前作とは異なるゲームジャンルを採用しながらも、人気要素である稲作システムは維持される方針となっています。
関連キャンペーンとイベント情報
新作発表に合わせて、専用のティザーサイトと公式Xアカウント（@sakuna_hinuka）が開設されました。現在、アカウント開設記念キャンペーンが8月4日19時から8月10日23時59分まで実施されており、フォローとリポストによる抽選で全国共通おこめ券10枚（4400円分）が30名にプレゼントされます。
さらに、8月6日から7日にかけて農林水産省で開催される「こども霞が関見学デー」において、『天穂のサクナヒメ』とのコラボ展示が実施されます。来場者には新作とTVアニメのビジュアルを使用したステッカーが先着順で配布される予定です。
