2025年8月5日、room6とyokazeがパブリッシャー、リアスが開発を手がける3D探索アドベンチャー『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』の第2弾プロモーション映像がYouTubeに投稿されました。今回の映像では、昭和後期を思わせる独特な街並みと、その陰に潜む不穏な存在が鮮やかに描かれ、本作の幻想的な世界観がより具体的に見えてきました。
第2弾PV ー 昭和の面影とネオンが彩るアダシノ島
新たに公開されたPV(※公式SNSでは2024年時点で公開されていたようです)では、ノスタルジックな雰囲気の楽曲に合わせて、ネオンサインがきらめく街並みが印象的に映し出されています。島の中には釣りが楽しめる場所や温泉など、プレイヤーが足を向けることになりそうな多彩なスポットが登場します。特に目を引くのは「フルーツいなり」という料理の存在です。狐の少女が思わず立ち止まってしまいそうなこのユニークな要素は、本作ならではの世界観を表現しています。
美しさと恐怖が同居する複雑な世界
しかし、こうした穏やかで魅力的な光景の裏側には、全く異なる顔が隠されています。映像では、狐とカエルを追いかける巨大な異形の姿が登場し、さらに不気味なアナウンスが響く中、ネオンが輝く奇妙な館も映し出されます。美しい街並みと恐ろしい存在が同居することで、アダシノ島が持つ複雑で謎めいた世界観が浮き彫りになっています。
迷子になった二匹の帰郷への旅路
物語の中心となるのは、闇夜の中にたくさんの灯が浮かぶ不思議な島に辿り着いた狐の少女と蛙です。二匹はこの見知らぬ「アダシノ島」で迷子になり、家に帰る方法を探す旅に出ます。島は鳥居や屋台の提灯、ネオンの看板といった日本的な要素で彩られており、PVで描かれた昭和的な街並みや現代的なネオンサインが、この設定に深みを与えています。
探索と鬼ごっこ、光が鍵を握るゲームシステム
『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』では、「探索パート」と「鬼ごっこパート」という二つの異なる要素が組み合わされています。
探索パートで島の秘密を紐解く
探索パートでは、島に住むさまざまな住民との会話を通じてアダシノ島の秘密を探ります。また、島内に点在する祠を見つけて灯をつけることで、探索できるエリアを段階的に広げることができます。PVに登場した街の住民たちとの交流や、様々なスポットの発見が、この探索要素の具体的な内容となるでしょう。
鬼ごっこパートの緊張感
一方、鬼ごっこパートでは追いかけてくる鬼から逃げることが求められます。PVで登場した巨大な異形が、この脅威の正体と思われます。狐の少女は光を使って鬼を足止めできますが、この能力には回数制限があります。光の力は祠によって回復するため、戦略的な使用が重要になります。映像に描かれた不気味な館は、こうした緊張感ある場面の舞台となる可能性があります。
光がもたらす多彩な能力
狐の少女が持つ光の力は、鬼の足止め以外にも様々な用途があります。光を使うことで、通常では見えない道を発見したり、街の人々の話を聞いたりすることができます。PVで描かれた様々な街の要素や住民との交流も、この光の力によって可能になる体験の一部なのでしょう。
十五夜に紡がれる一夜の物語
ゲームは十五夜という特別な夜を舞台に展開されます。プレイヤーは光を集め、積み上げることで、アダシノ島と無明の塔がさらに妖しく輝く様子を体験できます。これは「夏の終わりのながい一夜のものがたり」として描かれ、限られた時間の中で濃密な冒険が繰り広げられることになります。
日常と非日常、平和と緊張が交錯するアダシノ島で、狐の少女と蛙がどのような冒険を繰り広げるのか、今後の続報に注目が集まります。




