韓国Pearl Abyssが開発するオープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『紅の砂漠』の発売時期が、当初予定されていた2025年後期から2026年第1四半期へと延期されることが明らかになりました。
開発状況と延期の背景
Pearl Abyssは2025年第2四半期決算説明会において、『紅の砂漠』の開発状況について詳細な報告を行いました。現在、ゲームは音声収録の段階に入っており、同時にコンソール認証などのリリース準備作業も並行して進められています。
延期の主な理由として、オフライン配信、音声収録、コンソール認証などのローンチ準備において、複数のパートナーとのスケジュール調整や協業に予想以上の時間を要していることが挙げられています。Pearl Abyssは「当初約束していた第4四半期のローンチスケジュールを満たすことができず、心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。
マーケティング戦略の展開
発売延期が発表された一方で、マーケティング活動は積極的に展開される予定です。8月にはドイツで開催されるGamescomとアメリカのPAX Westに参加し、オープンワールドビルドの披露が予定されています。
さらに9月には東京ゲームショウへの参加も決定しており、日本市場でのマーケティング強化を図る方針です。これらのイベントでの展示により、ゲームの完成度や魅力を直接プレイヤーに体験してもらう機会が提供されます。
発売日発表のタイミングについて
興味深い点として、Pearl Abyssは具体的な発売日の発表タイミングについても言及しています。2026年第1四半期という内部確定スケジュールは既に決まっているものの、ローンチタイミングの変更を受けて、来週のGamescomではなく、ビジネス上の考慮に基づいてより適切な時期に正式発表を行うとしています。
同社は「これは意味のあるスケールでの成功を確実にするための戦略的決定」だと説明しており、品質向上と市場投入のタイミング最適化を重視している姿勢が伺えます。
対応プラットフォームと今後の展望
『紅の砂漠』はPS5/Xbox Series/PC(Steam)での発売が予定されており、Pearl Abyssにとって初の大規模AAAコンソールゲームとなります。
同社は「継続的な関心に感謝し、今後さらに優れた体験を提供するために全力を尽くす」と述べており、延期期間を活用したさらなる品質向上への取り組みが期待されます。




