開発スタジオDusty Boxは2025年10月7日、シングルプレイヤー向けサバイバルホラーゲーム『Cult of Blood』を正式に発表しました。プレイヤーは吸血鬼の目撃情報を調査する警官として、血のカルトに支配された秘密の村へと足を踏み入れます。本作は実際の事件に着想を得た物語を語っており、2026年のリリースが予定されています。対応プラットフォームはPC、PlayStation 5、Xbox Series X|Sです。
本作は固定カメラ視点とタンク式操作でクラシックなサバイバルホラーの緊張感を再現しつつ、現代的な戦闘システムを取り入れています。『バイオハザード』シリーズの初期作品を愛したファンにとって、懐かしくも新鮮な体験を提供します。
実話に基づく恐怖――カルトが支配する村の物語
『Cult of Blood』の舞台は、外界から隔絶され時が止まったかのような村です。プレイヤーが演じる警官は、当初は定例的な調査のつもりで村を訪れますが、すぐに悪夢へと変わる現実に直面します。村を支配していたのは女祭司を崇拝するカルト集団であり、彼女は女神への変身を目論んでいました。そしてプレイヤーこそが、その儀式を完成させる最後の生贄として選ばれた存在だったのです。

開発者は本作が実際の事件に着想を得ていると明言しており、超自然的な恐怖として作り直された物語は、光と闇、善と悪の永遠の闘争を描きます。プレイヤーが対峙するのは吸血鬼ではなく、魂を奪われてカルトの意志に従わされる人間たちです。引き込まれるようなカットシーンを通じて運命が示され、プレイヤーはカルトと女王を倒すか、血の僕と化すかの選択を迫られます。
固定カメラとタンク式操作――クラシックな緊張感の再現
『Cult of Blood』は、クラシックなサバイバルホラーの精神を現代風にアレンジした作品です。固定カメラ視点とドラマチックなカットシーンが映画のようなリアルな雰囲気を生み出し、改良されたタンク式操作が慎重で緊張感のある移動を可能にします。『バイオハザード』シリーズの初期作品に見られた、一歩一歩が命取りになる可能性がある緊迫感を、本作は忠実に再現しています。

移動システムはクラシックなタンク式操作の緊張感を受け継ぎつつ、戦闘では照準、回避、スムーズなアクションといった現代的な要素を取り入れています。この組み合わせで、懐かしさと新しさが共存する独特のゲーム体験を生み出しています。すべての選択が生死を分ける緊張感は、クラシックなサバイバルホラーを愛したファンにこそふさわしい設計です。
限られた弾薬と容赦ない戦闘――生存を賭けた選択
本作の戦闘は「厳しく容赦がない」と開発者が語る通り、プレイヤーに慎重な判断を強いる設計となっています。弾薬は限られているものの完全に尽きることはなく、一発一発が重要な意味を持ちます。回復手段は少なく、武器を使うたびにリスクが伴います。複数の敵が同時に襲いかかり、ひとつのミスが命取りになる状況では、プレイヤーは弱い立場で、危険な近接戦闘と慎重な銃撃のバランスを取りながら生き延びる必要があります。

さらに残酷なボス戦が緊張感を高めます。異形の怪物たち、そして最終的な多段階ボス戦では、正確な操作、リソース管理、冷静さが勝敗を決します。戦闘の混沌とした性質は、プレイヤーに常に警戒を促し、安全な瞬間など存在しないことを思い知らせます。
血の魂による成長と装備強化
生き残るためには、プレイヤーは血の魂を集めて新たな装備を手に入れ、武器を強化する必要があります。限られたリソースを慎重に管理しながら、悪夢の進行に耐えることが求められます。装備の入手と強化は、プレイヤーが直面する恐怖に立ち向かう数少ない手段であり、戦略的な判断が生き残りの鍵となります。
開発者は本作を「新たな悪夢」と位置づけ、かつてクラシック・サバイバルホラーと共に育ったプレイヤーに捧げる物語として制作しています。固定カメラ視点、タンク式操作、限られた弾薬、そして容赦ない戦闘――これらの要素が組み合わさり、本作は懐かしくも新鮮な恐怖体験を提供します。
体験版とウィッシュリスト登録について
『Cult of Blood』の体験版は現在Steamで配信されており、プレイヤーは本作の雰囲気と戦闘システムを事前に体験できます。ウィッシュリスト登録も同時に受け付けており、リリース情報を逃さず受け取ることが可能です。2026年のリリースに向けて、クラシックなサバイバルホラーの復活を待ち望むファンにとって、本作は注目すべき一作となるでしょう。
出典:Steamストアページ




