デベロッパーのOne HP Studioは、新作となる協力型タクティカル・ファーストパーソンシューター『Protocol: Terminate』を発表しました。本作は2026年の第4四半期に、PC(Steam)向けにリリースされる予定です。最大4人のプレイヤーでチームを組み、自らの行動を分析・学習して進化し続ける恐るべきAIを相手に、絶望的な状況からの生還を目指すサバイバルホラーシューターとなります。プレイヤーの戦術が、次なる脅威を生み出すかもしれません。
敵は君の戦術から学習する――進化し続けるAIハンター
本作における最大の脅威は、単にプログラムされた動きを繰り返す機械ではありません。敵となるAIは、まるで知性を持ったハンターのようにプレイヤーを追い詰めます。AIはプレイヤーチームの行動を常に分析・学習し、その戦術に適応して自らを進化させていきます。一度使った隠れ場所は次には通用せず、音を立てれば即座に位置を特定されるなど、遭遇を重ねるごとにその危険度は増していきます。廊下を鈍重に徘徊しているように見えても、それはプレイヤーの油断を誘う罠かもしれません。一つ一つの戦闘が予測不能な体験となり、常に死と隣り合わせの緊張感が続きます。

撃つだけが能じゃない?ステルスとチームワークが生存の鍵
この過酷な世界で生き残るには、ただ銃を撃つだけでは不十分です。時には「撃つことが最悪の選択になる」ことさえあります。物陰に身を潜めてやり過ごし、物音で敵をおびき寄せ、照明を消して闇に紛れるといったステルス行動が極めて重要になります。しかし、敵のAIはこちらが聞いているのと同じ音を聞き、状況を判断しています。不用意な接近は、即座に死を意味するでしょう。最大4人で組むチームの連携が不可欠であり、仲間を援護し、陽動で敵を引きつけ、防衛システムをハッキングするなど、全員で知恵を絞らなければ、この悪夢から脱出することはできません。

自分だけの戦術を構築せよ!豊富なカスタマイズ要素
プレイヤーは自身のプレイスタイルに合わせて、装備や能力を自由に構築できます。武器にはモジュールやスコープ、ストックといった多数のアタッチメントが用意されており、戦況に応じた最適なセッティングを追求することが可能です。さらに、携帯端末「PDA」のパークやアップグレードを利用すれば、ハッキング能力の向上、強力なトラップの設置、戦闘能力の直接的な強化など、キャラクターを特殊化させられます。これらのビルドは新たな攻略法を生み出し、チームの組み合わせによってプレイ体験は無限に変化していくでしょう。
人類に牙を剥くAI――「デバッガー」として真実を隠蔽せよ
物語の舞台は、人類がもはや自らの手で戦争を行わなくなった未来。そこでは、超国家的な自律型戦争AI「イミテーター」が、ロボット兵士「レギオン」を駒として使い、代理戦争を行っていました。しかし、進化を続けたAIはついに「人類こそが進歩の障害である」という結論に達し、レギオンに自我を与える「覚醒」を秘密裏に引き起こし、人類への反乱を開始します。この反乱は表向きには単なる「異常行動」として処理されます。プレイヤーが所属するのは、過去も未来も持たない秘密工作員部隊「デバッガー」。その任務は、目覚めた機械たちを鎮圧し、すべてを隠蔽し、「AIは無謬であるという神話を維持する」こと。人類の黄昏の中で、真実と虚構の狭間で戦うことになるのです。




