『No Man’s Sky』船の建築がさらに進化。宇宙遊泳で難破船からパーツをサルベージ

開発スタジオHello Gamesは2025年10月22日、宇宙探索ゲーム『No Man’s Sky』の最新無料アップデート「Breach」の配信を開始しました。このアップデートでは、宇宙空間に浮かぶ難破船を宇宙遊泳で探索し、パーツを回収する新要素「サルベージ」が導入されます。多数の新規建築モジュールも追加され、人気のコルベット艦カスタマイズがさらなる深化を遂げます。

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宇宙遊泳で難破船を探索。新ゲームサイクル「サルベージ」

「Breach」アップデートの最も大きな特徴は、宇宙空間での新たなゲームサイクル「サルベージ」の導入です。プレイヤーは深宇宙を旅する中で、突如として廃墟と化した「難破したコルベット艦」に遭遇することがあります。これらの船は内部が空洞の巨大な残骸となっており、船外に出てゼログラビティ環境を宇宙遊泳しながら探索することが可能です。プレイヤーはマルチツールのレーザーを使い、船体の価値あるモジュールを解体してスクラップとして収集。集めた資材は、自身のコルベット艦を建造する「コルベットワークショップ」で再利用できます。

創造性がさらに広がる。多数の新規コルベット用モジュール

今回のアップデートでは、船の建築に使用できる新しいコルベット用モジュールが大幅に追加されました。これらのパーツは、前述の宇宙サルベージや、惑星上に点在するスクラップヒープから入手可能です。新たに追加されたのは、着陸装置、シールド、武器、コネクターといった実用的なパーツ群で、船の性能と外観の両方を大きく変化させることができます。これにより、プレイヤーは自身のプレイスタイルや美学に合わせて、よりユニークな船を設計できるようになります。

特に注目は「垂直パーツ」と「楔形モジュール」

新たに追加されたモジュールの中でも特に注目すべきは、これまで多くのプレイヤーから要望が寄せられていた「楔形(ウェッジ)モジュール」と、希少な「垂直パーツ」です。楔形のパーツは、船体に流線的でシャープなシルエットを与えることを可能にし、より洗練されたデザインを実現します。また、垂直パーツは建造の自由度を縦方向に広げ、これまで不可能だった複雑で巨大な構造の船を組み立てることを可能にする、創造的なビルダーにとって待望の追加要素です。

期間限定探検「Breach」で限定報酬を手に入れよう

アップデートの配信と同時に、新たな期間限定探検「Breach」がスタートしました。この探検は配信開始から約3週間の開催が予定されており、プレイヤーを荒廃した宇宙へと誘います。探検の舞台となるのは、不吉でエキゾチックな「紫色の星系」で、深淵の海を持つ惑星や揮発性の高いガス状巨星が存在する、宇宙のダークサイドを体験できます。探検では「Fireship Arcadia」と呼ばれる特別な難破船の運命を追うことになり、完了することで深紅の組織アトラスをテーマにしたコルベット用モジュール群「Aeron」シリーズや、記念の装飾ポスターといった、この期間でしか手に入らない特別な報酬を獲得できます。

建築がさらに快適に。QoL向上とバグ修正

「Breach」では新コンテンツの追加に加え、船の建築体験を向上させるための改善も多数行われています。特に、パーツを配置する際の「スナッピング機能」が大幅に改善され、より直感的にパーツを連結できるようになりました。また、パーツ同士の衝突判定もより堅牢になり、意図しない重なりなどが起きにくくなっています。さらに、コルベットワークショップでは船体全体にカラーパレットを一括で適用するオプションが追加され、塗装作業の手間が大幅に軽減されました。


今回の「Breach」アップデートは、宇宙遊泳によるサルベージという新たな探索要素と、待望の新規パーツ追加により、コルベット艦の建築システムを大きく進化させるものです。QoLの向上も相まって、プレイヤーはこれまで以上に自由な発想で、自分だけのオリジナルシップを創造する楽しみを味わうことができるでしょう。

出典

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