SCP財団を題材にした一人称ホラー調査ゲーム『家へ帰れ、アニー』(Go Home Annie: An SCP Game)のPlayStation 5とXbox Series版が2026年初頭に発売されることが明らかになりました。パブリッシャーのNordcurrent Labsと開発のMisfit Villageが2025年10月24日に発表したもので、同時期に既存のPC版プレイヤー向けには新セクション、新脅威、ステルス要素を含む大型無料アップデートを配信します。
コンソール版が2026年初頭に登場、PC版には大型無料アップデート
『家へ帰れ、アニー』は、2024年12月3日にPC版(Steam、Epic Games Store、GOG)で発売されたサイコロジカルスリラー作品です。今回の発表により、PlayStation 5とXbox Series向けに初めてコンソール版が展開されることになります。発売時期は2026年初頭を予定しており、具体的な発売日や価格は未発表です。
コンソール版の発売と同時に、既存のPC版プレイヤーには大型アップデートが無料で配信されます。このアップデートは、まったく新しいゲームセクションを追加するもので、ユニークなゲームプレイ要素を備えています。既存プレイヤーは追加料金なしで新コンテンツを体験できます。コンソール版も同時期の発売となるため、プラットフォームを問わず新たなゲーム体験が提供される見込みです。
新たな脅威とステルス要素を追加
大型アップデートで追加される新セクションでは、施設の暗い廊下を徘徊する新たな恐ろしい脅威が登場します。プレイヤーが操作する主人公アニーは、この脅威から逃れるために常に先手を打って行動する必要があります。生き延びるためには、走る、身を隠すといったステルス要素を駆使しなければなりません。
さらに、ゲーム内で使用する超常的なビデオカメラに新たな用途が追加されます。公式発表によれば、このビデオカメラを「これまでにない発想で駆使して、最大最恐の試練を乗り越えなければならない」とされており、既存のゲームプレイメカニクスに大きな変化が加わることが示唆されています。
SCP財団の世界観を描く一人称ホラー
『家へ帰れ、アニー』は、異形の存在の確保および収容、そしてそれらから一般市民を保護することを目的とした秘密組織「SCP財団」を舞台にしています。プレイヤーは、SCP財団の下級職員であるアニーとなり、「複製部門」と呼ばれる謎めいた部署で働きます。SCP財団のモットーは「確保、収容、保護」(Secure, Contain, Protect)ですが、なぜ危険な超常現象や異形の存在を再現する部署が存在するのか、その真の目的を解き明かすことが物語の核心となります。
ゲームプレイでは、既存やオリジナルの異形の存在を駆使してパズルを解き、レベルをクリアしていきます。施設内には恐ろしい実験や野放しの被験体が存在し、完全に安全な場所はありません。プレイヤーは人工的に作り出された超常現象をテストしながら、複製部門の秘密を解き明かし、自分の運命の流れを変えるために思い切った行動を取る必要があります。
既存版とオリジナル要素の融合
本作は、クリエイティブ・コモンズで共有されているSCP Foundation Wikiの世界観を基にしたオリジナルストーリーです。SCP財団の物語に馴染みがある人であれば、特に人気の高い要素だけでなく、さまざまな隠れた秘宝にも出会い、インタラクトすることができます。開発チームは既存のSCP要素に独自の解釈を加えており、原作ファンにとっても新鮮な驚きが用意されています。
PC版は2024年12月発売済み、複数プラットフォームで展開中
PC版は2024年12月3日にSteam、Epic Games Store、GOGで発売されました。既存のPC版プレイヤーは、2026年初頭に配信される大型無料アップデートを自動的に受け取ることができます。アップデートの具体的なデータ容量やシステム要件の変更については現時点で発表されていませんが、コンソール版と同じ新コンテンツが追加される予定です。




