必殺技で広東語の罵倒が飛び交う3Dアクションゲーム『フルギアモンココック』が、Steamでウィッシュリスト登録を受付中です。香港出身で現在台湾で学ぶ学生チーム「白卡工作室 (White Card Studio)」が開発を手掛ける本作は、「デビルメイクライと無双シリーズを融合させたような」戦闘システムと、香港のカルチャーを反映した世界観を特徴としています。
「デビルメイクライと無双の融合」──香港の学生チームによる3Dアクション『フルギアモンココック』開発中https://t.co/gfWDCK8mnN
— ゲームのはなし (@gamenohanashi) November 4, 2025
ボタンの組み合わせで変化する地上・空中コンボ、変形する武器、そして必殺技で広東語の罵倒が飛び交うという、独特な「香港の暴力美学」を表現した作品 pic.twitter.com/5tCwIjO2HK
必殺技は“広東語の罵倒”!「香港の暴力美学」を表現
本作のコンセプトは、開発チームが「文化輸出?」と記す「香港の暴力美学」です。その一環として、主人公が必殺技を放つ際には「広東語の罵倒で敵に口撃する」という仕様が盛り込まれています。
さらに、世界観には香港映画の要素や「悪趣味」と表現されるブラックユーモアが含まれており、香港のストリートカルチャーを表現する要素となっています。

「DMC×無双」の戦闘、武器変形、スキル解放—多彩なゲームシステム
本作の戦闘システムについて、開発チームは「デビルメイクライと無双シリーズを融合させたような3Dアクション」と説明しています。プレイヤーは、ボタンの組み合わせによって多彩に変化する、華麗な地上・空中コンボを繰り出すことが可能です。コンボを受けた敵は、吹き飛んだり体勢を崩したりと、ダイナミックに反応します。

主人公の武器「兩支煙」は、近接攻撃形態と射撃形態の2つのモードに変形します。射撃形態では、それぞれ異なるユニークな効果を持つ特殊な弾丸を使い分けることができ、戦闘に戦略的な深みを与えています。
また、戦闘中は機械アシスタントの「毒毒」が、タバコを発射するなどして戦闘を補助してくれます。ゲームを進めることで、プレイヤーは新たなスキルをアンロックし、キャラクターをさらに強化していくことも可能です。

台湾のアワードでファイナリストに選出された学生チームが開発
本作の開発を手掛けているのは、香港出身のメンバーで構成されるインディーチーム「白卡工作室 (White Card Studio)」です。彼らは現在、台湾の大学でゲーム関連の課程を学ぶ学生であり、本作はその「專題(特別プロジェクト/課題制作)」として開発が進められています。
本作は台湾のデジタルコンテンツアワード『放視大賞 (Vision Get Wild Awards)』において、PCゲーム部門のファイナリストに選出されました。なお、Steamストア上では開発・パブリッシャー共に「Blast Gameworks」の名義で登録されています。

妹「凱玲」の救出を目指すストーリー
物語の舞台は、宇宙要塞の侵攻によって機械たちが暴走し、占拠されてしまった未来の香港・旺角。主人公の不良少女「ケイティン」は、この混乱の中で行方不明になった妹「凱玲(Kailing)」を探し出すため、反撃を開始します。




