脱アニメ調?HoYoverseがUE5採用の新作MMOを予告、AI活用したリアルな世界へ

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『原神』や『崩壊:スターレイル』を手がけるHoYoverse(miHoYo)が、新たなファンタジーMMOを開発中であることが明らかになりました。2025年11月7日、同社はUnreal Engine 5を採用した本プロジェクトのティーザー情報を公開。これまでのアニメ調とは異なる新たな路線として、AI技術を駆使したフォトリアルな「リアルファンタジー」の世界を目指すとしており、同社の新たな挑戦となりそうです。

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HoYoverseが新作MMOを予告、Unreal Engine 5採用のフォトリアル路線へ

2025年11月7日、『原神』で世界的に知られるHoYoverse(miHoYo)が、完全新作となるファンタジーMMOを開発していることを示唆しました。この情報は、同社の採用部門が中国のSNS「小紅書(Xiaohongshu)」に投稿したティザー映像と画像によって明らかになったものです。プロジェクトはまだ研究開発の初期段階(预研)とみられますが、ゲームエンジンにUnreal Engine 5を採用していることが明記されています。

HoYoverseはこれまで、『原神』や『ゼンレスゾーンゼロ』といった作品で、自社開発エンジンによる高品質なアニメ調のグラフィックを強みとしてきました。しかし、公開されたティーザー画像では、壮大で重厚な雰囲気のフォトリアルな世界が描かれており、公式に「写実奇幻(リアルファンタジー)」と銘打たれています。これは同社にとって、フォトリアルなビジュアルに挑戦する初の試みとなる可能性があります。

AIが駆動する「生きた世界」が特徴か

今回の発表で特に注目されるのが、AI技術の積極的な活用を示唆するキーワード群です。ティーザーでは「人工知能刺激型エコシステム」「全地形対応戦闘AI」「知的NPC」といった特徴が挙げられています。これらは、ゲームの世界がより現実に近い法則で動くことを目指しているものと考えられます。

これらの技術がどのように実装されるかは不明ですが、一般的にこうしたAI技術は、NPCがプレイヤーの行動に応じてより自然な反応を示すことなどに活用されます。単にグラフィックがリアルなだけでなく、そこに住まうキャラクターたちが生命感を持つ「生きた世界」の実現が、本プロジェクトの特徴の一つとなる可能性があります。

PvP要素も含む本格的MMOへの挑戦

本作は、多人数が同時に参加する「MMO(大規模多人数同時参加型オンライン)」であり、プレイヤー同士が対戦する「PvP」要素も含まれることが示されています。これまでHoYoverse作品のマルチプレイは、主にフレンドと協力してボスに挑むといったインスタンス型コンテンツが提供されてきました。本格的なMMOとPvPへの挑戦は、同社にとって新たな試みと言えるでしょう。

この動きは、HoYoverseがMMOジャンルへの参入を検討していることを示唆するものかもしれません。ただし、現時点ではプロジェクトの正式名称、発売日、対応プラットフォームといった具体的な情報は一切公開されていません。世界中のファンが期待を寄せる本プロジェクトの、今後の続報が待たれます。

出典

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