Switch、事実上任天堂ハードで歴代1位に。9月末でDSに肉薄、販売ペースから更新確実

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任天堂は2025年11月4日、Nintendo Switchの全世界累計販売台数が、2025年9月末時点で1億5,401万台に達したと公式に発表しました。これは同社の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が持つ任天堂史上の歴代最多販売記録にわずか1万台差と迫るものです。しかし、その後の販売ペースを考慮すると、既にこの記録は更新されたことが確実視されています。

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事実上「任天堂史上」最多販売ハードへ

任天堂が発表した9月末時点のデータでは、Nintendo Switchファミリーの累計販売台数は1億5,401万台。これは、ニンテンドーDSファミリーが持つ1億5,402万台の記録まで、あと1万台という状況でした。

しかし、同社の決算資料を詳しく見ると、初代Switchは2025年6月末から9月末までの3ヶ月間で約91万台を販売しています。月平均で30万台以上を売り上げている計算になり、このペースが10月以降も続いていれば、発表があった11月の時点では、すでにDSの記録を上回り「事実上の任天堂歴代最多販売ハード」になったと見られます。

ソフトウェア販売では既に圧倒的トップ

ハードウェアの販売台数が歴史的記録の達成を目前にする一方、ソフトウェアの販売本数においては、初代Switchが既に圧倒的な実績を誇っています。

Switch向けソフトの累計販売本数は14億5,200万本に達しており、これはニンテンドーDSの9億4,876万本を大きく引き離す記録です。プラットフォームとして、極めて多くのユーザーにソフトが購入されていることがわかります。

任天堂の歴代ハードウェア販売台数トップ5

参考として、2025年9月末時点での任天堂の歴代ハードウェア販売台数トップ5を以下に示します。このリストの1位と2位が、まもなく入れ替わることになります。

  1. ニンテンドーDS ファミリー: 1億5,402万台
  2. Nintendo Switch ファミリー: 1億5,401万台
  3. ゲームボーイ(カラー含む): 1億1,869万台
  4. Wii: 1億163万台
  5. ゲームボーイアドバンス(SP含む): 8,151万台

後継機「Switch 2」は史上最速の滑り出し

驚くべきは、後継機である「Nintendo Switch 2」が登場した後も、初代Switchが堅調に販売台数を伸ばしている点です。そのSwitch 2もまた、記録的なスタートを切っています。

2025年6月に発売されたSwitch 2は、わずか4ヶ月後の9月末時点で全世界の累計販売台数が1,036万台を突破。これは任天堂のコンソール史上最速の販売ペースであり、初代Switchのローンチ時と比較して75%速い記録となります。

好調な業績と今後の見通し

新旧Switchの販売好調は、任天堂の業績にも大きく貢献しています。同社が発表した2025年度上半期の決算では、売上高が前年の同じ時期に比べて約2倍となる1兆995億円、純利益は83%増の1,989億円に達しました。

この力強い需要を受け、任天堂はSwitch 2の2025年度(2026年3月まで)における販売予測を、当初の1,500万台から1,900万台へと大幅に上方修正しました。一方で、一部地域での品不足について謝罪しており、今後の安定供給に努める姿勢を明らかにしています。

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