『Apotheon』などで知られるインディー開発スタジオAlientrapは2025年11月25日、新作協力アクションアドベンチャー『DuneCrawl』を2026年1月5日にPC(Steam)向けに発売すると発表しました。本作は、巨大な歩行甲殻類を操り、オンラインまたはローカルで最大4人の仲間と共に砂の海を冒険するゲームです。
巨大な歩行甲殻類「デューンクローラー」で砂の海を冒険
『DuneCrawl』の世界で、プレイヤーは砂漠を渡り歩く私掠船乗りとなります。冒険の拠点となるのは、大砲や宝の地図で武装した巨大な歩行甲殻類「デューンクローラー」。このユニークな乗り物を仲間と共に操縦し、広大な砂の海を探索していきます。
物語は、このデューンクローラーをめぐる謎を解き明かすことが大きな目的となります。旅の途中では、NPCから依頼を受けたり、盗賊から町を守ったり、隠された財宝を探したりと、さまざまなアクティビティが待ち受けています。手描きで緻密に描かれた世界観も魅力の一つです。

協力プレイが鍵。甲板での「ドタバタ感」が魅力
本作の核心となるのが、最大4人で遊べる協力プレイです。過去に公開された試遊レポートによれば、デューンクローラーの運用は役割分担が重要になるとのこと。一人が操縦桿を握り、他のプレイヤーは甲板を走り回って大砲に弾を込めたり、敵の攻撃で傷ついた脚部を修理したりといった連携が求められます。

このゲーム性は、海外メディアRock Paper Shotgunによって「『Sea of Thieves』や『Guns of Icarus』の海戦のようだ」と評されています。巨大な乗り物を仲間と必死に動かす、慌ただしくも楽しいドタバタ感こそが、本作の協力プレイにおける最大の魅力となりそうです。
期待と課題。爽快な「カニ戦」とぎこちない「徒歩戦」
デューンクローラー同士が撃ち合う「カニ戦」は、試遊レポートの中でハイライトとして挙げられています。巨大な甲殻類同士をぶつけ合うダイナミックな戦闘は、本作への期待を大きく高める要素と言えるでしょう。
その一方で、プレイヤーがクローラーを降りて戦う「徒歩戦」については、ぎこちない剣戟や反応の遅い射撃など、操作性に課題が残ると指摘されています。製品版までにどこまで改善されるかが注目されます。

とはいえ、徒歩でのアクションにもユニークな点があります。それは、味方の大砲や鹵獲した大砲を使い、自分自身を砲弾として撃ち出して敵のデューンクローラーに直接乗り込めるという戦術です。同レポートでは、この奇抜な移動方法が徒歩戦の例外的な楽しさとして挙げられています。




