小島秀夫監督がananのインタビューに応じ、開発中の『OD-KNOCK』と『PHYSINT(Working Title)』について語りました。両タイトルはそれぞれ異なるアプローチで、これまでにない挑戦的な作品を目指しているといいます。
『OD-KNOCK』──「システムから違うサービス形態」への挑戦
『OD-KNOCK』は、コジマプロダクションとXbox Game Studiosの共同開発タイトルです。ジョーダン・ピールなどのクリエイターが参加予定となっています。
公開されているトレーラーについて、小島監督は「普通のホラー」に思えるかもしれないと前置きしつつ、「いまだかつてないものになっています」と語りました。
監督によれば、過去作は「これまでにないものを作ってきましたが、システム的には他のゲームと同じ」だったといいます。しかし『OD-KNOCK』では「システムから違うサービス形態にしようとしている」と語っています。ただし「かなり挑戦的なもの」「うまくいくかどうかもわかりません」とも認めています。
また監督は、トレーラーに「ヒントをたくさん埋め込んでいます」と明かしました。「ずっと考えていたらわかるかもしれません」とも語っており、考察の余地を残しています。
『PHYSINT(Working Title)』──「映画とゲームのラインを越える」
『PHYSINT(Working Title)』は、Sony Interactive Entertainmentが販売を担当する諜報アクションゲームです。キャストにはチャーリー・フレイザー、マ・ドンソク、浜辺美波などの名前が発表されています。
『PHYSING』について、小島監督は「諜報ゲームなので、寝ていても作れます(笑)」と冗談めかして語りました。基本的な要素を組み合わせれば「どう転んでも面白くなるし簡単に作ることができる」というのがその理由です。しかし「そことの戦いでもあるわけです」と続けました。
『PHYSINT』には「新しいギミック」が入り、「映画とゲームのラインを越えるという挑戦」をするといいます。さらに「キャストだけでなくスタッフに関しても映画の人たちと一緒にやろうと考えています」と明かしています。





