コンパイルハートは、新作RPG『Villion:Code』(ヴィリオン:コード)を2026年6月25日に発売予定です。対応機種はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4。企画プロデュースを手がける岡田耕始氏がファミ通.comのインタビューに応じ、”人間の業”をテーマにした物語や、かつての制作仲間との再集結について語りました。
近未来の学院都市が舞台の王道RPG
本作は、人類が滅亡の淵に立つ近未来を舞台としたRPGです。東京湾に浮かぶ円形水上都市「アドバンレジリエンス研究学院都市」で、異形の生物が人々を襲い始めるという異変が発生。主人公たち学院の生徒が特殊能力を活かしてモンスターと戦う物語が描かれます。
本作を手がける岡田氏は2003年にアトラスを退社後、ガイアを設立してスマートフォン向けゲームなどを手がけてきました。ファミ通.comのインタビューによると、携帯ゲーム機向けの企画が時代のニーズに合わなくなったことから、家庭用ゲーム機で「腰を据えてじっくり遊べるゲーム」の開発を志したとのことです。企画の立ち上げはインタビュー時点(2025年12月下旬)から約3年前で、本格的なチーム始動は2024年初頭だったといいます。
「次世代を担う若者たちへ」究極のメッセージを込めた物語
岡田氏はファミ通.comのインタビューで、本作のテーマについて次のように語っています。
「物語には”次世代を担う若者たちへ”のような未来に向けた究極のメッセージを入れ込んでいるので、それを見届けていただきたいですね。」 ——ファミ通.comより
物語では、社会・環境問題に「ゲノム編集」や「ウイルスベクター」といった人体の神秘を織り交ぜた世界観のなかで、”人間の業”が描かれます。異変に巻き込まれた主人公たちは汚名を着せられ、それをそそぐために戦います。相対するのは、知人である生徒や先生がモンスター化した存在。使命感と知人への思いに葛藤する様子も描かれるとのことです。
メインキャラクターは6名で、固有イラストを持つキャラクターは全体で約20名とのことです。
チューブ型ダンジョンとリアルタイムバトル
ダンジョンは360度すべてが床となる「チューブ型」構造。画面が回転する仕様ですが、3D酔いしやすいプレイヤー向けに表示変更機能も用意されています。ダンジョン内の光景は「ヌシの精神状態」を反映しており、見た目のバリエーションも豊富だと岡田氏は説明しました。

バトルはシンボルエンカウント制で、敵シンボルに接触すると発生します。リアルタイムで進行する「スピードアクション」と多彩な戦術を組み合わせたシステムで、壁面を高速移動する「ウォールスライド」などの要素も盛り込まれています。仏教の「十悪」の要素もゲームシステムに盛り込まれていると岡田氏は述べています。

このほかゲノム編集の要素があり、各キャラクターの能力やスキルをカスタマイズ可能。アクションが苦手なプレイヤーはこの機能を活かして攻略でき、得意なプレイヤーは仲間との連携や地形を活かした戦いも楽しめるとのことです。
『ペルソナ』『真・女神転生』を手がけた制作陣の再集結
シナリオは里見直氏が担当します。里見氏は『女神異聞録ペルソナ』(1996年)や『ペルソナ2 罪』『ペルソナ2 罰』でシナリオ・キャラクター設定・世界観設定を担当しました。岡田氏によると、本作のテーマが難しく、岡田氏の思考をシナリオに落とし込める作家を探すなかで、自身をよく知る里見氏を起用したとのことです。
サウンドは増子津可燦氏が担当。増子氏は初代『女神転生』(1987年)や『真・女神転生』シリーズのサウンドを担当。岡田氏とはアトラス設立時からの間柄です。
キャラクターデザインはイリヤ・クブシノブ氏が担当しました。ロシア出身のイラストレーターで、2014年から日本を拠点に活動しています。『攻殻機動隊 SAC_2045』(2020年)のキャラクターデザインも担当しました。岡田氏がSNSで以前から注目しており、アプローチを経て参加が決まったといいます。当初はキャラクターデザインのみの予定でした。しかし企画内容のプレゼンを経て、モンスターの原案も担当することに。
シナリオは当初予定の1.5〜2倍——発売への見通し
2025年12月下旬に実施されたインタビューで、岡田氏は開発状況について語りました。シナリオは当初予定の1.5〜2倍程度に膨らんだものの完成しており、ボイス収録も終了。バトルやゲノム編集などのバランス調整が最終段階に入っているとのことです。ボイスについては、メインストーリーがフルボイスであることに加え、キャラクター個別のストーリーも当初のパートボイス予定からフルボイスに変更されました。
発売時期については「確実にお届けできる」との見通しを示しています。
「6月25日の発売予定日には確実にお届けできると思います。」 ——ファミ通.comより
※本記事は2025年12月下旬に実施されたインタビューに基づいており、開発状況は現在と異なる可能性があります。発売日は予定であり、変更される場合があります。本記事はファミ通.comの報道をもとに、関連情報を加えて再構成しています。



