『軌跡』完結まで「5年か10年か分からない」──近藤社長語る、ファルコム2月に重大発表も

soranokiseki-the-2nd_260203

日本ファルコムの近藤季洋社長は、『軌跡』シリーズ完結まで5年か10年かは不確定だが、リメイク計画なしでは終点まで支えきれないとの見方を示しました。同氏は台北ゲームショウ2026のメディア取材に応じ、リメイクと新作の両方を重要な柱として位置づける方針を説明しています。また、2026年にリリース予定のもう1作について、2月に重大発表を予定しているとも述べました。

スポンサーリンク

シリーズ完結への道筋、リメイクの役割

近藤氏は『軌跡』シリーズの完結時期について、次のように語っています。

「『軌跡』シリーズが完結するまで、あと5年なのか10年なのか分かりません。ただ、適切なタイミングでリメイク計画を取り入れなければ、終点までたどり着くのは難しいと考えています。リメイクと新作、どちらも非常に重要なものとして扱いたいのです」 ——バハムートGNNより

リメイク版『空の軌跡 the 1st』は2025年9月19日に全世界同時発売されました。近藤氏によると、シリーズが15〜16作品に達した現状では、新規プレイヤーが最初から追いかけるのは難しいと感じる人が多いといいます。リメイク版でそうした層も入りやすくなることを期待しているとのことです。

開発チームにとっても良い刺激になったと近藤氏は述べています。20年以上同じシリーズを担当し続けることで生じる惰性的な考え方を見直す機会になったほか、ベテラン社員と新人社員の双方が『空の軌跡』の魅力を再発見する機会になりました。

2月の重大発表予定と2026年の2作品体制

日本ファルコムは2026年に2作品をリリースする計画です。同氏によれば、これは数十年ぶりの取り組みとなります。

1作目は『空の軌跡 the 2nd』で、2026年発売予定。対応機種はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam。近藤氏は、もう1作について次のように述べました。

「『the 2nd』以外のもう1作について、来月(2月)に重大発表を予定しています。日本ファルコムは今年で45周年を迎えます。段階的に大きなニュースを発信し、一緒に盛り上げていきたいと思います」 ——バハムートGNNより

近藤氏によると、現在ファルコムでは『界の軌跡』、『東亰ザナドゥ』続編、『イース』最新作、既存シリーズに属さない完全新作が開発中とのことです。2月発表の詳細は明らかにされていません。

『the 2nd』の体験設計──ファストトラベルの仕様と追加要素

『空の軌跡 the 2nd』では、前作『the 1st』で導入されたファストトラベル(快速移動)機能が引き続き搭載されます。ただ、近藤氏は一部の場面では意図的に封鎖する方針を明かしました。

原作『SC』の後半では、リベール王国全土で導力器が使用不能になる危機が描かれます。近藤氏はこの局面でファストトラベルを一時的に封鎖すると説明しています。プレイヤーにも不便さを体験してもらい、主人公エステルたちと同じ状況を共有させたい考えです。

移動中に発生する仲間同士の会話(アクティブボイス)も大幅に増えています。パーティ編成によって会話が分岐する仕様で、原作『SC』のこの設計はリメイク版でも再現されました。

今後のリメイク展開、『the 2nd』完了後に判断へ

『空の軌跡 the 3rd』と『零の軌跡』のリメイク順序について、近藤氏は未定だと話しています。開発チームからは早期の着手を求める声が上がっているものの、『the 3rd』は内容が特殊なため、どのような形式でリメイクするか慎重に検討する必要があるとのことです。

『the 2nd』の開発が一段落した後に判断する方針で、『界の軌跡』の完結編や完全新作など他のプロジェクトとの優先順位も考慮するとのことでした。

出典

タイトルとURLをコピーしました