昨夜のニンテンドーダイレクトにて正式発表された、トゥーキョーゲームスが開発を手掛ける『ハンドレッドライン 最終防衛学園』。
アニプレックスよりSwitchとSteam向けに2025年初頭発売予定の本作について、ディレクション・シナリオを担当する小高和剛氏のインタビューがファミ通.comに掲載されました。掻い摘んでご紹介します。
- 2017年のトゥーキョーゲームス設立当初から動いていおり開発期間は6~7年。
- 一旦企画は中止されたが、手応えを感じ別作品として開発を継続することとした。
- インディー規模では理想のゲームが作れないと判断し、借金をして開発規模を拡大。全財産を投下しても資金不足だったため、借金をして開発。その後、アニプレックスと出会い、話が進んでいった。
- シミュレーションRPGパート開発のため、メディア・ビジョンとジェットスタジオが開発に参加。
- トゥーキョーゲームスの集大成・総決算であると胸を張って言える作品になった。
- まだ借金が残っており命懸けのタイトルでもある。
- これほど入れ込んで作品を作れる機会はもうないかもしれない。
- 発表当初からキャラクターデザインなどは一新。設定は継承しており、似たようなキャラは登場する。
- ダンガンロンパシリーズとの直接的な関わりはないが、スタッフは共通しており、その魂を受け継いでいる。
- 最終防衛学園の生徒たちは、特別な力「我駆力」を持ち、普段は私服で学園生活を送るが、我駆力を発動すると制服姿に変身して敵と戦う。
- 生徒たちは特異科目と愛用武器がそれぞれ異なり、デザインにも反映されている。
- キャストは豪華メンバー。約半数は過去作に出演経験があり、残りの半分は新顔。主人公の声はPVで聞けるが、担当声優はまだ秘密。
- 敵は“侵校生”と呼ばれる正体不明の存在。学園は“消えない炎”で守られているため、常に攻めてくるわけではない。
- 敵“侵校生”が炎を越えてきたとき、生徒たちが撃退。学園や炎の秘密、敵の目的は不明。何もわからない中で戦いが繰り広げられる。
- 侵校生ザコ敵は、ポップで毒々しいデザインにこだわった。当初は別作品のモンスターに似せていたが、悪ノリが過ぎると判断し変更。
- 小高と打越の初共同作品にして初の自社IP。まともに面白いだけではなく、圧倒的に攻める作品、“狂気の沙汰”と思われる作品にする決意を固めて開発してきた。
- アニプレックスは柔軟に表現と向き合い、トゥーキョーゲームスの強みを理解し尊重してくれた。結果、小高×打越によるクレイジーなシナリオが実現。
- 実際にプレイすればクレイジーだと感じてもらえる。僕と打越が組んだ理由も分かるし、本作のために新人募集を行い、複数のシナリオライターに参加してもらった理由も納得できるはず。
- アドベンチャー、探索、シミュレーションRPGの3パートを繰り返し進行。100日間戦い抜く設定だが、淡々と時間が経過するわけではない。
- 『ダンガンロンパ』シリーズのように、毎日イベントが発生し、仲間と交流し絆を深められる。自由行動時間にはパラメータ強化や武器の強化も可能。仲間との日常を楽しみつつ、敵の襲撃に備えることがアドベンチャーパートや探索パートの目的。
- シミュレーションRPGパートは、タワーディフェンス要素を取り入れ、学園を守りながら戦う形式で、大群で攻めてくる敵に対して複数マスで戦う。開発を担当するメディア・ビジョンはシミュレーションRPGの経験が豊富で、キャラクターごとの特性や必殺技など、戦闘を盛り上げる要素を多数実装している。
- シミュレーションRPGパートはライトユーザーのために遊びやすさも重視。
- 音楽にも要注目。バトルBGMは、ケミカル・ブラザーズやブンブンサテライツのような90年代のデジタルロックをイメージした激しいものに。一方、アドベンチャーパートはSF色が強い。
- 開発は順調で発売日に間に合う見込み。トゥーキョーゲームスとクリエイターが命を懸けたタイトルなので遅らせるわけにはいかない。
- 今回はユーザーに応援を求めるのではなく、勝負を挑んでいく気概。「発売を待ってろよ!」「いまに見てろよ!」という想いが強い。
『ダンガンロンパ』小高和剛氏&『極限脱出』シリーズ打越鋼太郎氏の共同新作『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』。“極限×絶望の物語”について小高氏に聞く | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
小高和剛氏&打越鋼太郎氏の初共同作品『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の情報解禁。本作のディレクションとシナリオを担当する小高氏にインタビューを実施し、開発秘話やゲームの特徴をうかがった。