『DQIX』リメイクほぼ確定!?「ドラクエIX10周年生特番」堀井雄二氏と開発陣がリメイクに関する濃密かつ具体的なトークを展開!ハードはSwitchで開発はレベルファイブ?追加シナリオも?

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10週年を迎えた『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の記念特番にて、リメイクに関連した話しがいくつか飛び出したので、抜粋してご紹介します。

■登場人物

  • 堀井雄二氏 (DQ9シナリオ&ゲームデザイン)
  • 三宅有氏  (DQシリーズのエグゼクティブ・プロデューサー)
  • 市村龍太郎氏(DQ9プロデューサー)
  • 藤澤仁氏  (DQ9ディレクター)
  • 日野晃博氏 (DQ9ディレクター・レベルファイブ社長)

三宅氏「それ(DQ9リメイク)はずっとずっと課題で、ずーっと検討している。ドラクエ初代から8までが移植やリメイクがされている中、『DQ9』は一度もリメイクも移植されていない。『DQ9』はドラクエ本編の中では、携帯機であったり、すれちがい通信や宝の地図など、すごく特殊なゲームになっていて、どういうハードでどういうリメイクをすればいいかっていうのがなかなか定まらない。ただ、ストーリーを一度しかやっていない人は結構多いと思うから、単純にストーリーをもう一度楽しむという形の『DQ9』があってもいいのかなと最近は思っている。というわけで、リメイクは機会を眈々と狙っている。ちなみにどのハードでやってほしいんですかね?」

これに対し、市村氏が視聴者コメントをチェックしながら「9割方がSwitch」と発言。日野氏も追従するように「Nintendo Switch Liteも発表された」とコメント。

リメイクするならどこが開発するのかという話題になると、冗談めいた雰囲気でレベルファイブの名が挙がる。しかし日野氏もまんざらではない様子。この流れを受け三宅氏は「やるとしたら、それもひとつの最適解ではあるよね」とレベルファイブに開発依頼をする可能性に言及。

日野氏「『DQ9』は絵が単純に美しくなるだけでも、むっちゃやりたい」

三宅氏「どんな感じの見た目がいいの?」

日野氏「『DQ11』くらいのクオリティで『DQ9』がやれれば、もうそれは凄いですよね」

日野氏「(Switchでも)“すれちがい通信”に近いことは擬似的にはできるかもしれない」

市村氏「単純にシナリオをしっかり遊べるもの、1年にわたって配信したシナリオも含めた完全版もありかもしれない。今は『DQ10』というずっと遊べるドラクエは存在しているから、『DQ9』を遊び切るというリメイクとか」

日野氏「『DQ9』と『DQ10』は遊び心地が違う。『DQ9』のお気軽さがいい」

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ここからは堀井雄二氏を交え、より具体的な話しが展開していきます。

堀井氏「リメイクするならハードは何だろう?Swith?」

と堀井氏が問い掛けると、市村氏が番組視聴者のコメントを参考に8~9割がSwitchでのリメイクを希望していることを告げ、日野氏が「Switchの新型が発表されたばかり」という情報を即座に付け加えます。

堀井氏「すれちがいってあったっけ?Switchに」

藤澤氏「ないですね」

日野氏「だから擬似的にそれのようなことをしないといけない」

堀井氏「じゃあスマホ?」

日野氏「いや、オンラインを使って…何かWi-Fiとか色んな通信に繋がることを使って似たようなことはできるかもしれないですよね」

日野氏は、オンライン機能を利用すれば“すれちがい通信”に似た仕組みを再現することができる可能性を指摘しつつSwitchのプッシュを続けます。

堀井氏「そうかそうか。じゃあ、知らない人とパーティ組めるんだ」

日野氏「そうですね。そっちを使えば、パーティはオンラインで出来ますよね」「ただね、さっきも言ってたのは、グラフィックが最新のクオリティになるだけでも遊ぶ意欲は湧くよねっていう」

堀井氏「装備とか凝ってたもんね。あれがちゃんと綺麗に見えたらすごい良いよね」「(開発には)時間かかるでしょ?」

日野氏「どうですかね。でも今だとサクッとやれたりしないかな…。番組に呼ばれて動画で振り返ったら、こんなに汚かったっけ?っていうね。当時は凄い綺麗なものを作ったという意識だったんですけど…」

堀井氏「Switchだったら相当綺麗になるよね」

日野氏「Switchだったらそれは革命的。もうはぐれメタルよろいがテカテカしますよー!みたいな」

藤澤氏「『DQ8』は受動的なイメージのあるシナリオだったから、もう少し能動性のあるものをと思って『DQ9』のシナリオを書いた。良いものになったと思うが、みんなの記憶に残っていなくてもったいない。綺麗なグラフィックで『DQ9』のシナリオやりたい」

日野氏「『DQ9』はクリア後のプレイ時間が長いからストーリーを忘れている」

堀井氏「出すなら追加シナリオとかボツにしたものを戻したりとか」(※藤澤氏によると、ボツデータは所在が分からず戻すのは難しい模様)

市村氏「新たに『DQ9』を再評価して追加すればいい」

日野氏「そのままでも相当なボリュームですよ」

堀井氏「もっとサンディのキャラを立ててね。妹とか出しちゃってね(笑)」

藤澤氏「今回これだけリメイクの声があがったのは嬉しかった」

市村氏「堀井さん、作る会社がないと困るんですよ」

市村氏のこの発言から再びレベルファイブが開発するのがいいという流れに。

堀井氏「いいんじゃないかな。ソースも残ってるだろうし」

日野氏「サクッと…すぐ2ヶ月くらいで」

「2ヶ月とか言うなって!!」日野氏の驚きの発言に強めにツッコミを入れる市村氏。

堀井氏「出来ちゃうの?年末出ちゃうよ、年末」

日野氏「無責任発言すると、うちにはSwitchのエンジンが揃ってる。それに『DQ9』のソースを噛ませつつ、さらに追加をちょっとしつつ…で。あれ案外…ってなる可能性はありますね」

ここで、あまりにも具体的な話の展開に焦った三宅氏から「いや、作ってないですよ!」と、さも水面下で制作中なんじゃないかと誤解されるような発言はするなとの注意が飛びます。

日野氏と藤澤氏の二人は、今回の特番でリメイクが発表されるのではないかと密かに期待していたが何もなかったとコメント。その発言を拾い上げた市村氏が「発表はないです。ただ、みなさんからご要望とかを伺いつつ、僕としては巻き込み事故でも日野さんに作ると言ってもらえれば」と本音を吐露。

日野氏「いやもう、堀井さんに言われれば」

堀井氏「2ヶ月は大げさでも、一年くらいで出来ちゃう?」

日野氏「いや、たぶん…。無責任発言は出来ないですけど、そんなにかからないんじゃないかって。ただ、ひとつだけ注意。追加がなければです」

藤澤氏「だいたい尋常じゃない追加が来るから」

市村氏「追加の企画をやるだけですごい時間がかかる。半年とか必要、プランニングとかね」

藤澤氏「シナリオ時間かかるしねぇ」

堀井氏「シナリオはかかるね。町とか増やすと大変だよ」

市村氏「開発はがんがんグラフィックを変えるということをやっといてもらいつつ、企画も進行してダブルタスクで行けば、結構早く作れる可能性はありますね」

藤澤氏「クリア後に列車で行けるエリアがたくさんあった。そこがシナリオのない空白地になってたから、そこにシナリオを用意してほしい」

堀井氏「本編じゃなくて、クエストの追加なら割と楽だけどね」

日野氏「仕様会議になったらあれですけど、すれちがいが出来ない代わりに、ちゃんとオンラインでマッチングしてやるという仕組みを入れればいいんでしょうね」

具体的なトークが展開する中、藤澤氏が「堀井さんを交えて『DQ9』リメイク話を生放送でやるというね」とこの状況に言及。

堀井氏「リアリティがあるよね!」

日野氏「しかもSwitchの新型(Switch Lite)が発表されたタイミング」

市村氏「リメイク熱あがってきた」

日野氏「8や9を作ってた頃は、うちは外伝・リメイクやりません!と言ってたが、今はラジャーって感じです」

市村氏「ラジャー入りました!了解と書いてラジャーのルビが入るやつ!」

藤澤氏「今日は話しがだいぶ進んだね」

日野氏「堀井さんから作ってと言って頂ければもう」

堀井氏「三宅さんがね」

ここで市村氏が「(三宅氏が)全ての決定権を持ってますから。まぁ、ここに立ち会っちゃったんだから仕方ないですよね。どうします?」と冗談っぽく回答を求める一幕も。もちろんこの場で決められることではないため有耶無耶にはなりましたが、市村氏いわく「まぁ、でもだいぶ前向きだとは思いますよ。この空気」とのこと。さらに「正式に話ができるように準備していきましょう」とも続けました。

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