PCパッケージ大手のイーフロンティアが、12月12日付けで東京地裁へ民事再生法の適用を申請したことが明らかとなりました。負債総額は、負債者114人に対し約23億5,000万円です。
イーフロンティアは、ソフトウェアとコンテンツの開発・販売を行う企業。3DCGソフトウェアの『Shade』や思考ゲーム『AI』シリーズなどの老舗ブランドを傘下に収めるほか、多数のコンピュータグラフィックスや音楽制作等のクリエイティブツール、ユーティリティ、教材、ゲームソフト等を販売。ゲームソフトとしては、『セインツロウ4』や『シヴィライゼーションV』、『ファーミングシミュレーター タイタニウム エディション 』などのローカライズを展開しています。
同社は『Shade』や『Poser』、『LightWave 3D』といった海外ソフトの国内販売などで最盛を極めた2010年3月期には年商40億を達成するも、その後一部子会社の精算により約13億円の債務超過に転落。これを受け、企業のスリム化を進めるも経営状態に大きな改善は見られず、2014年3月期には売上が28億円まで低下。そして、主要事業としていた『Shade3D』の販売代理店契約を11月に解除されたことにより資金繰りの見通しが立たなくなり、今回の措置になったとのことです。
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