PS4『リリィ・ベルガモ』は実質キャンセル。コンセプトを引き継いだ作品として『Let it Die』が誕生

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E3 2014 ソニープレスカンファレンスにて披露された、グラスホッパー・マニファクチュア × ガンホーによる新作タイトル『Let it Die』ですが、実は昨年発表された『リリィ・ベルガモ』が昇華した作品だということが、グラスホッパー須田氏とガンホー森下氏のインタビューより明らかとなりました。

――聞きたいことは山ほどあるのですが、まず、最初に、『LET IT DIE』は完全新作なのですか? すでに発表されている『リリィ・ベルガモ』との関連が気になるのですが。
須田 これは丁寧に説明したほうがいいですね、森下さん!
森下 ……俺かよ! では、最初に説明させてください。昨年秋に『リリィ・ベルガモ』を発表させていただきましたが、開発を続け、企画を練り込み、プレイステーション4で自分たちが作るべき“ドアクション”ゲームとは何なのかと追求した結果として、『リリィ・ベルガモ』は『LET IT DIE』に昇華しました。ドアクションと非同期のオンラインという根っこのコンセプトに変化はなく、むしろ大事にした結果、サバイバル要素が強力に付加されて、映像でお見せしたイメージのゲームへと進化を遂げたんです。
須田 そういうわけで、ちょっと変わってしまいました。

どこが“ちょっと”なのかはさておき、とにかく『リリィ・ベルガモ』という作品の皮を剥いで肉を削ぎ、それを支えていた根幹の部分だけを取り出して新たな外見を与えたのが『Let it Die』ということのようです…たぶん。

『Let it Die』には、『リリィ・ベルガモ』の主人公として発表された“五百蔵多恵(いおろいたえ)”が登場しないことはもちろん、固有キャラクター自体が一切存在せず、プレイヤーの分身であるアバターが操作キャラクターとなります。

プレイヤーの死の積み重ねによってゲームが構築されていく。死には意味がある。自分の死は他のプレイヤーに影響を与える。こういったゲーム性から『Let it Die』と名付けたというタイトルの由来も判明。

“死ぬことに意味がある”とは、プレイヤーが死ぬと、ほかのプレイヤーのところに死亡した時の状態で敵として出現するようになることを指しています。世界中のプレイヤーの“死のデータ”がサーバーに蓄積されていき、各プレイヤーのゲームに登場するわけです。はじめからゲーム内に用意されている敵もいますが、ほとんどのNPCは死んでしまった他のプレイヤーキャラクターなのだそうです。

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成長要素も搭載。しかし、“レベルを上げると強くなる”といった単純なシステムではないそうです。

それぞれに特徴のことなる様々な武器が登場。アクション要素はとても強く、重さや痛みを感じられるアクションになるとのこと。

ランキングは存在しないものの、自分がどの程度の強さなのかは明確に理解できる要素を導入するとしています。

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本作はF2Pタイトルとして提供。課金についてはこれからしっかり考えるとのこと。サバイバルなので武器を購入できるようにはしないと明言されています。スマホでコンパニオンアプリを配信する計画も発表。コンパニオンアプリで獲得したものが本編に反映されたりするのだとか。

最後に、本作は大きなストーリー、章立て、ルートマップ、演出を織り交ぜるといった須田剛一氏のゲーム文法を全てぶっこわした内容になっているとのことです。

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関連リンク
 ・ファミ通.com

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