任天堂は、本日10月29日に実施した「経営方針説明会」の内容を公開。それにより、新たな「アカウント」や会員サービス、そしてスマホアプリの情報が明らかとなっています。
ニンテンドーアカウント
- 「作りやすい(登録しやすい)」「使いやすい(忘れにくい)」を重視した新たなアカウント。
- メールアドレス&自分で設定したパスワードでログインが可能なほか、ユーザーが使っているfacebookアカウントやGoogleアカウント、Twitterアカウントでもログインすることができる。
- 既存のニンテンドーネットワークIDはそのまま利用可能。
マイニンテンドー
- 新たなアカウントをベースに提供される新たな会員サービス。
- 任天堂のホームページでWii Uや3DSのダウンロードソフトを購入可能になる。購入したソフトは自動的にWii Uや3DSにダウンロードされる。
- ユーザーのプロフィールや購入状況、プレイ状況などに応じて個別にお知らせやプレゼントが届く。例えば『どうぶつの森』を遊んでいるユーザーには、しずえさんからお知らせやプレゼントが届いたり、『マリオカート』を遊んでいるユーザーには、マリオカートの追加コンテンツの通知が届いたり、誕生日にソフトをお得に購入できる知らせが届いたりする。
- スマートデバイスも対象にした新たなポイントプログラムが開始。ゲームの購入だけでなく、ゲームをプレイすることでもポイントが付与される。貯まったポイントは、追加デジタルコンテンツやオリジナルグッズ、欲しいソフトの割引クーポンなどと交換できる。
- 「フレンド関係」の構築が可能。安全性に配慮し、既に知っている人同士がお互いの認証を経て成立する仕組み。フレンド関係は、スマートデバイスのアプリでも活用可能。
- キャラデータやセーブデータをクラウド上に保存し、ゲーム専用機とスマートデバイスのどちらでも活用できるサービスの準備を進めている。提供は少し先になる。
- テーマパークや映画館、店頭などでも会員サービスの特典を提供していく。
スマートデバイスアプリ「Miitomo」
- 「マイニンテンドー」と同時に基本無料で配信される予定の、Miiが活躍するコミュニケーションアプリ。2016年3月リリース予定。→紹介スライド
- 自分のMiiを作成すると、そのMiiがユーザーに様々な質問を投げかけてくる。そして、Miiはその回答を話題として友だちのMiiとコミュニケーションを行う。
- コミュニケーションはフレンド登録したユーザー間でのみ行われる。
- ユーザーが自分のことを自分から発信するのではなく、Miiから訊かれたことをMiiが勝手に発信する「ネタふりコミュニケーション」が特徴。
- 自分のことを能動的に発信することに消極的な人も参加しやすいという利点がある。
- 「あえて自分からは言わないが、訊かれたら言う」など潜在的な話題を掘り起こすことも可能。
- これらにより、親しい人物の知らなかった一面や思いがけない共通点を発見できるかもしれない。
スマートデバイス事業の目的
- 事業の目的は「任天堂IP接触人口の最大化」「スマートデバイス事業の収益化」「ゲーム専用機事業との相乗効果」。
- 事業の方針は「IPに制限は設けない」「2017年3月末までに5タイトル程度を投入」「サービスの開始は2016年3月に再設定」「スマートデバイスの特製を活かした任天堂らしいアプリを提供」「展開国はグローバル展開を基本にIP毎に判断」。
関連リンク
・任天堂