スクウェア・エニックス・ホールディングス第38回定時株主総会の参加者レポートより。
開発状況に関するネガティブな推測をされがちな『ファイナルファンタジーVII リメイク』の進捗について、松田社長が「いろいろ言われているが、きっちり進んでいるのでご安心ください」と発言。橋本真司氏は「一部報道にもある通り、開発体制を見直して作っている。確実にマイルストーン通り、順調にいっている」と述べ、開発体制を内製中心に切り替えて以降、計画から大きく外れることなく順調に進んでいることをアピールしています。
ディレクター野村哲也氏もファミ通最新号掲載のインタビューで「思っている以上に動いてはいるので、安心してほしい」と話し「次に情報を出すタイミングを計っている」と述べていました。8月gamescomか9月TGSあたりで続報が期待できるかもしれません。
『FFVIIリメイク』に絡めて、「『ドラゴンクエストI』や『II』のリメイクはあるのか?30周年だし検討してほしい」という質問が投げられました。これに三宅有氏が「やりたいですよね」と同調するも、「『ドラクエXI』を作って思ったのはHDフルゲームを作るのはなかなか大変ということ。リソースをどこに集中させるべきなのか」とHDフルゲーム開発の苦労を吐露。
ただ、『ドラクエIII』をリメイクするという話自体は4~5年前から出ており、氏も「やりたい」とのこと。しかし「どちらかというと『ドラクエXII』を作った方がいいじゃないですか。他のシリーズもありますし、新作のラインもありますし」と続け、過去の作品を大変な時間と労力を要する“HDフルゲーム”としてリメイクするよりも、限られたリソースは新たな作品の創出に割くべきとの考えを示しました。その一方で「今のところ予定はないが、検討の余地は残っている」とし、『ドラクエIII』HDリメイクの可能性は残しています。
【更新:以下追記】
Switch版『ドラゴンクエストXI』について、“PS4版にはない追加要素を導入する”という主旨の発言があったと報告している方もいらっしゃるのですが、この記事で情報ソースにさせてもらっているスズキオンラインさんの報告では、「Switch版のドラクエビルダーズみたいにドラクエXIでも追加要素があるのか?」という質問に対して三宅氏が「ドラクエXIに関しては言えません。今後、プロモ展開もあるので、情報を随時出していきたい」と回答したとレポートされています。