志倉千代丸氏の完全新作となるサイエンス・ビジュアル・ノベル『アノニマス・コード』が発表されました。舞台は西暦2037年の中野で、コンピューターの暴走により宇宙から「白い光」が注がれ、主要都市が消失した世界です。テーマは「ハッキング」で、主人公はハッカー。ループ物とのこと。
どのようにループするのか?それは「セーブ&ロード」です。主人公はハッキングによって人生をセーブ&ロードする能力を持っています。人生をセーブ&ロードなんて如何にも非科学的ですが、きちんと科学的観点からこれを可能にしているとのこと。ここで登場する重要なキーワードが「地球シミュレーター」です。「地球シミュレーター」とはスーパーコンピュータの中に作られたもうひとつの地球で、地球規模の環境変動の解明・予測などの目的に使用されています。
さて、そんな地球シミュレーターの中にもしも人類が誕生し、シミュレーターの中に誕生した人類も地球シミュレーターを作り、さらにその地球シミュレーターの中にも人類が誕生して地球シミュレーターを作り…と無限に続いているとしたらどうでしょうか?もしかすると自分はシミュレーターの中に作られたデータでしかなく、自分を観察している存在がいるのかもしれないと思えてきませんか?
本作では、そんな無限に続く縦構造を「世界層」と呼んでおり、上層の存在は下の階層であればいくらでも介入できるほか、セーブ&ロードも可能であるとのこと。そんな世界において、主人公は卓越したハッキング技術を用いて自らの人生をセーブ&ロードすることができます。志倉社長はこれを「神をハッキングする」と表現していました。つまり自分より上位の世界層をハッキングする能力を意味しているのではないかと推測されます。
ほか、「2036年問題」「2038年問題」「アレシボメッセージ」「アセンション13」「ファティマ第三の予言」などが本作にとって重要なキーワードであるとのことです。
関連リンク
・アノニマス・コード ティザーサイト