Unison Gamesは日本時間2025年10月27日、新作のSFダンジョンRPG『Descent of Lunaris』を発表しました。本作はPC(Steam)向けにリリース予定で、発売日は現在のところ未定です。
開発スタジオは本作を「古典的なダンジョンクローラーへのラブレター」と表現しており、『ウィザードリィ』、『ウルティマ』、そして『真・女神転生』といった名作からインスピレーションを受けた作品であることを明らかにしています。
物語の舞台とあらすじ
物語の舞台は西暦2070年。月面で行われていた採掘作業中、月の深部から発せられる正体不明の信号が検出されます。その直後、基地内の機械や電子システムが突如暴走を開始し、住民のほとんどが命を落とすという大惨事が発生します。
この未曾有の事態を受け、原因を究明するため世界中から選りすぐられた工作員のチームが結成されます。プレイヤーはこのチームの一員として、新たに発見された月の内部世界へと降下し、事件の真相を追うことになります。しかし、その降下は単なる調査ではありません。探索の過程で、プレイヤーは「人類の本質とは何か」という根源的な問いを突きつけられ、人類の歴史そのものを覆しかねない重大な真実と対峙することになります。

戦闘システムの融合
本作の最も特徴的なシステムは、伝統的なJRPGスタイルと戦術的なシミュレーションRPGの要素を融合させた「ハイブリッドコンバットシステム」です。ゲーム序盤では、パーティの陣形やリソース管理が鍵となるターン制バトルが中心となります。しかし、ダンジョンの深層へ進むと、戦闘はキャラクターの位置取りや移動が重要となる戦術的なグリッドベースのバトルへと変化。プレイヤーは常に状況に適応し、戦略を柔軟に変化させていく必要があります。


探索とカスタマイズ
- モダンなダンジョン探索: プレイヤーが探索するのは、月面の地下に広がるグリッドベースの広大な迷宮です。冷たい金属で構成された工業的な回廊から、やがて未知の力によって形成されたシュールでサイケデリックな悪夢のような風景へと、ダンジョンの様相は絶えず変化していきます。
- 自由度の高いチームカスタマイズ: チームを構成する各工作員は、アビリティの強化やサブクラスの解放により、プレイヤーの好みに合わせて自由に育成できます。アフィニティシステムやステータスポイントの自由な割り振りにより、パーティ構成の可能性はほぼ無限に広がります。
- 独特のビジュアルとサウンド: シャープな2Dのキャラクターアートと、モダンな3Dで描かれたダンジョン環境を融合させることで、親しみやすさと異質さが同居する独特のビジュアルを表現。アンダーグラウンドのミュージシャンを起用したサウンドトラックが、不穏な世界の奥深くへとプレイヤーを引き込みます。


公式情報と製品概要
Unison Gamesは本作について、「過去を記憶し、現在を受け入れ、我々が予想するよりも暗いかもしれない未来を臆することなく見つめる、新世代のためのダンジョンクローラーです」とコメントしています。
古典への敬意と現代的なシステムを融合させ、重厚な物語を描き出す本作の続報に期待が高まります。
- タイトル: Descent of Lunaris
- パブリッシャー/開発: Unison Games
- ジャンル: SFダンジョンRPG
- 対応プラットフォーム: PC (Steam)
- 発売日: 未定
- 価格: 未定
- 日本語対応: 未対応(現時点)




