『キングダムハーツIII』シナリオはセリフを含め全て野村哲也氏が書いていることが判明

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『キングダムハーツIII』のシナリオ担当者についてネット上で話題になっていましたが、本日公開されたファミ通インタビューから、シナリオもセリフも全て最終的には野村哲也氏が書いていることが明らかとなりました。

シナリオ制作は、まず野村哲也氏がシナリオの大筋を作り、そこから岡勝氏がレベルデザイン班の要望も考慮したうえでセリフを含めた叩き台のシナリオを組み、その後に最終稿を野村哲也氏が執筆するという流れになっているとのこと。

野村哲也氏は、『キングダムハーツII』以降、特に『キングダムハーツ 358/2 Days』からは全般的にこのスタイルで制作していると話しています。なお、シナリオだけでなくアイテム名も野村哲也氏が決めているそうです。

――野村さんがシナリオまで書いているんですか?
野村 シナリオに関しては、セリフ含め、トイボックスだけでなくすべて自分が最終的には書いているんです。これまで公にしていませんでしたが、『KHII』以降、とくに『KH 358/2 Days』からは全般的に。

――そうだったのですね。野村さんがプロットを組んで、セリフなど細部はほかの方々が担当されているのかと。
野村 初期はそんな感じでしたが、『KHII』以降は現在に至るまで、大まかに言うとシナリオの大筋を自分が作り、それをもとに岡(勝氏)が、レベルデザイン班の要望も考慮したうえでセリフを含めた叩き台のシナリオを組んでいます。その後改めて、自分が最終稿を執筆するという流れです。以前は、ほかのスタッフもシナリオに参加していたのですが、『KH』シリーズは設定が込み入っていますし、関わる人数が多くなるとそのすべてを共有することが難しくて。結局自分がもっとも把握しているということで、現在のスタイルになっています。

――しかし、これまでの作品では、スタッフロールで“Scenario(シナリオ)”担当としてはクレジットされていませんよね。
野村 “Story(ストーリー)”でクレジットされているので、あえて言わなくてもいいかなと。また、自分はこの業界が長いこともあり、“野村哲也が書いている”という先入観は、プレイの邪魔になるのではないかという懸念もあって明確にしていませんでした。とはいえ、もうシリーズも17年になりますし、「おじさんが書いている」のは事実で(苦笑)、今回も自分が書いています。テキストに関することは、シナリオのみならずアイテム名まで自分が決めています。

しかし、そうしたテキスト含め野村さんが見ているうえに、あの複雑なシナリオも野村さんと岡さんのふたりで管理されているんですか?
野村 管理という意味では岡がその立ち位置にあって、今回はほかに野島(一成)さんにスーパーバイザーとしてラストバトルからエンディングへの流れの叩き台をお願いしたり、悩んでいる箇所について相談しましたね。あとは、開発終盤に複雑化したシナリオの抜けがないかなど、校正作業をするコーディネーターもいて計4人です。それでもタイトル規模的には、かなり少人数ですが。