SIE幹部が語る「プレイステーション5」の姿 ─ レイトレーシングはGPUで処理、インストールをカスタマイズ可能など、さらなる詳細情報が判明!

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昨夜、2020年の年末商戦期に発売されることが正式に発表となった「プレイステーション5」。プレスリリースの中でも、PS5のさまざまな特徴について触れられていましたが、さらに一歩踏み込んだ詳しい情報がWiredによる取材で明らかとなっています。取材に応じたのは、SIE社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ライアン氏とリードアキテクトのマーク・サーニー氏です。

  • レイトレーシングに必要なアクセラレーターは、GPUにハードウェアとして搭載。
  • SSD搭載により、データの読み込みにかかる時間が大幅に短縮されるほか、データ処理の効率が向上する。
    従来のHDDでは、データを読み書きするたびにシークタイムが発生し、それはデータ量に比例して長くなる(=ロード時間が伸びる)。これを最小限に抑えるには、背景の一部や通行人といったデータを複製しておくような工夫が必要となるため、データ量はどんどん増えていく。例えば『Marvel’s Spider-Man』では400回も複製されたデータがある。
    しかし、SSDではこうした必要がなくなるため、読み込み速度の劇的向上に加えて空き容量も増える。空いたスペースでより複雑で広大なゲーム世界を構築したり、ゲームそのものをスリム化することもできる。
  • インストールと削除のプロセスがカスタマイズ可能に。例えば、まずはマルチプレイヤーををインストールして、あとでシングルプレイヤーをインストールすることができる。そして、シングルプレイヤーをプレイし終えたらその部分だけを削除することも可能。
  • PS4の“素”のホーム画面では、フレンドのアクティビティや、その時にどんなゲームをプレイしているのかを見ることは出来ても、どんなシングルプレイヤーのミッションを楽しめるのか、どんなマルチプレイヤーのゲームに参加できるのかは、タイトルを起動するまで分からないがPS5では全てが変わる。
    参加可能なアクティビティは、マルチプレイヤーのゲームサーバーからリアルタイムでゲーム機に通知。シングルプレイヤーゲームの場合は、どんなミッションがプレイ可能なのか、それを達成した場合の報酬は何なのか、といった情報が表示される。これら全てがUIを通して一目瞭然であり、プレイヤーはそれらの情報を頼りに好きなゲームを選び楽しむことができる。
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  • 新コントローラー (名前は未定) のプロトタイプは、DUALSHOCK 4によく似た形状。(マイクを思わせるような)小さな穴が空いており、最近公開された特許情報から推測すると、AIによる音声アシスタントをPS向けに開発していることを示唆しているが詳細は不明。
    • 新コントローラーは、操作に応じて多段階の反発力が生じる「アダプティブトリガー」と、左右のグリップに高度にプログラム可能なボイスコイルモーターを内蔵し従来モーターよりもリアルな振動を起こす「ハプティック技術」を採用。
      コントローラーに内蔵された改良型スピーカーとハプティック技術は、驚くような相乗効果を生み出す。デモプレイでキャラクターをさまざまな表面の上を走らせてみると、それぞれに違った感覚を得られた。例えば、砂の上で足を取られる感覚があり、泥はぐちゃぐちゃした感覚、氷の上ではアナログスティックの反応が過敏になり、キャラクターが滑っている感覚が指先で感じられた。プールに飛び込めば水の反発力を感じ、木製の橋の上では木がたわむような感覚までした。
    • PS5の開発キットに移植した『グランツーリスモSPORT』をプレイ。サーキットとダートコースの境界上を走行すると地表の違いが感じられた。
    • コントローラー開発チームは、DS4の開発段階からハプティックによるフィードバックに取り組んでおり、PS4 Proにその技術を搭載することもできたが、旧来モデルのユーザーとの間に体験の差が生まれてしまうため、次世代機までとっておくことにした。
    • 次世代コントローラーではUSB Type-C端子を採用。バッテリー容量が増えてハプティック用モーターが搭載されることで、DS4よりも重くなるが、現行Xboxコントローラーにバッテリーを入れた状態よりは軽い。
  • 既に多くの開発スタジオがPS5開発キットを手に入れている。
    • 『ワンダと巨像』のPS4版を開発したブルーポイントゲーム社長マルコ・スラッシュ氏「私達はかなり大きなことに取り組んでいるんです。あとは想像にお任せしますよ」「SSDの採用には、とてもワクワクさせられます。待ち時間にミニゲームを遊んでもらう小技を使う必要はない。ゲームがカートリッジに入っていた時代みたいに、すぐにデータが読み込まれる。そんな時代に戻ろうとしているんです」
    • EA最高スタジオ責任者ローラ・ミレー氏「 具体的に言えば、(場面の環境光がどのくらい遮られているか計算する)アンビエントオクルージョンの技法を試してみたり、レイトレーシングされた影について検証したりしてみたいと思っています 」「一般的な話でいえば、GPUによって機械学習を強化できるとみています。ゲームプレイやその他のツールにおいて、あらゆる種類の本当に興味深い進歩が加速されるでしょうね 」「わたしたちは『即時性の時代』に突入しつつあります。モバイルゲームの世界において、わたしたちはゲームが瞬時にダウンロードされ、画面を何度かタップするだけでスタートできることを期待していますよね。そんな理想を本格的に実現できるときが来たのです」
Source: Wired