『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』という名作を手掛けてきたゲームクリエイター上田文人氏が代表取締役を務めるgenDESIGNが、Epic Gamesとタッグを組み新作タイトルを開発していることが明らかとなりました。
Epic Gamesは昨夜、デベロッパー第一主義を掲げる新たなマルチプラットフォーム・パブリッシング事業への取り組みを発表。最初のパートナーとして『Limbo』や『Inside』のPlaydead、『Alan Wake』や『Control』のRemedy Entertainment、そしてgenDESIGNの3社と契約したことを明らかにしたほか、デベロッパーが業界で最も信頼できる条件の提供を目指すと宣言し、以下の内容を提示しました。
- 完全な創造の自由と所有権デベロッパーは、作品のすべての知的財産と創造性においての完全なコントロール権を100%保持します。
- 全額出資プロジェクトEpic Games Publishingは、デベロッパーの給与から、品質保証、ローカライゼーション、マーケティング、すべてのパブリッシング費用にわたる市場開拓費用まで、最大100%まで開発コストをカバーします。
- 5割の利益分配制度デベロッパーが自分達の作品で得る正当な報酬 — 全ての費用を回収後、デベロッパーは全利益の最低5割を獲得します。
上田文人氏は今回の件について、以下のようなコメントをしています。
これまで我々は、一人でも多くの方に自分たちの作ったゲームを楽しんでいただきたいという思いがありました。そのような中、「Unreal Engine」や「Epic Games ストア」、ゲームタイトル制作など、ゲーム分野において幅広くサービスを提供しているEpic Games 様とお話させていただく中で、自分たちが望む形のゲーム開発ができるのではないかと思い、現在開発中の新作ゲームにおいて、今回一緒に組ませていただく運びとなりました。
開発中のゲームの内容については、残念ながらまだお伝えできませんが、少しでも早くゲームファンの皆様へお届けできるよう、チーム一丸となり日々努力しております。また、genDESIGN は本開発に向けチームを拡大中です。私たちと一緒に働いてくれる仲間を募集していますので、ぜひ弊社のホームページをチェックしてみてください。